2004年6月11日号(第473号)

地方財政確立へ運動強化

<自治労第129回中央委員会> 参院選勝利、人勧期闘争の決意を確認

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5月27日から28日にかけて、東京・豊島公会堂で自治労第129回中央委員会が開かれ、男女平等産別統一闘争、公務員制度改革をはじめとした当面の闘争方針を決定。参院選必勝に向けて戦う決意を確認した。

今中央委員会の大きな柱、「1号議案」当面の闘争方針では次の内容が提案された。

  1. 2004年度人勧期闘争は寒冷地手当の見直しを阻止し、地域給与問題は拙速な勧告を行わせない
  2. 退職時特別昇給の見直しについては、現行水準の維持を求め確定闘争の課題とする
  3. 公務員制度改革は最重要課題と位置づけ、第159回通常国会における改革関連法の提出阻止に対応を強化する
  4. 男女平等産別統一闘争は、6月11日を統一行動日とし29分時間内集会を配置する
  5. 地方財政確立闘争は6月15日の総決起集会の成功と予算時期に向けた闘いを強化する

「2号議案」長期共済等の責任負担投入に関しては、

  1. 長期共済を全労済移管する
  2. 自治労基金から投入する
  3. その上限を130億円とする

との提案があった。

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「第3号議案」組合費の見直しは、この間の人勧による給与表引き下げに伴って10円引き下げる提案。

「第4号議案」で会計年度が変更されたことを受け、2004年4月1日から2005年3月31日までの予算案が示された。

二日にわたり、中央委員から多くの発言があり、府本部からも市町村合併についての経過と取り組み報告や、労働界における自治労の活躍に期待をする意見を述べた。すべての議案が可決され、今後の闘いに全力で取り組むことが、人見委員長の団結ガンバローで意思統一された。

京田辺市職チームに栄冠

ソフトバレーボール大会に60人

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府本部は5月30日にソフトバレーボール大会を開催。9チームが参加し、スポーツでの交流に汗を流した。

ソフトバレーは4人制で、やわらかいボールを使いバレー経験者でなくても手軽に楽しめることから最近人気のあるスポーツ。より多くの組合員が参加できるよう初めての試みとして企画した。

試合は3ゾーンのリーグ戦を勝ち抜いた6チームがトーナメント戦に臨み、結果、京田辺市職チームが栄冠を手にした。

職場などでチームを作って練習している人、はじめてボールをさわる人、当日即席でチームを作った人など、メンバー構成はさまざま。男女混合のため、力量の差が出る試合もあったが、参加者は声をかけあいながら必死にボールをつなげ、ゲームを楽しんだ。

なお、女子バレーボール大会は八幡市職労のみのエントリーだったため試合は行わず、同チームが8月の近畿地連大会への出場権を得た。

男子軟式野球大会は6月12日から、八幡市民スポーツ公園グランドで行う。

高日前助役を推薦

福知山市長選挙 6月13日告示、20日投票

中村稔市長の辞任に伴う福知山市長選挙(6月13日告示、20日投票)について、府本部は8日の執行委員会で、福知山三単組の推薦に基づき、前助役の高日音彦氏を推薦決定した。

中村市長の助役を10年間務めた高日氏は、現市政を継承・発展し、三和、夜久野、大江三町との合併協議の推進をはじめ、教育の拡充や中心市街地活性化などに全力で取り組むとしている。

高日氏は64歳。1962年に府庁に入職、耕地課長、府立福知山高等技術専門校長などを歴任し94年に退職。同年6月に市助役に就任。

環境問題考え食の安全を〜2004アースデイ〜]

食品表示、鳥インフルエンザについて講演

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5月25日に府本部は、アースデイ企画の一環として「食の安全講演会」をホテルセントノーム京都で開いた。講師には近畿農政局消費・安全部消費生活課職員推進係長の柏原亨さんを迎え、食品の消費期限や品質保持期限、生鮮、加工食品の表示方法、また最近の鳥インフルエンザの防疫作業などについて説明を受けた。

輸入や流通の分業化によって生産者と消費者の距離が開き、日本人の食の知恵と知識が失われてきている。私たち一人ひとりが食をとりまく環境にも関心を持つことが、安心・安全な食物の供給につながると感じた講演だった。

環境に関するイメージポスターを募集

府本部はアースデイ実行委員会を5月25日に開き、今後の具体的な内容を検討した。

次の企画は環境ポスターの応募。夏休み期間を利用し、組合員・家族で環境保護をイメージできるような絵画・写真などの作品を募集する。発表は10月頃を予定。優秀作品には豪華賞品を授与するほか、府本部の2005年アースデイイメージポスターやカレンダーとして採用する。

8月には水週間にちなみ、学習会を予定。二部構成で後半は試飲会などユニークな内容となる見込み。

9月は、京都縦断の環境キャラバン隊が、自治労単組のある自治体に「環境要請行動」を展開する。環境にやさしい乗り物・自転車で府内を駆け巡る。体力に自身のある組合員を募集する予定だ。

10月にはガーデニング教室を企画している。自然に接することで環境問題を再認識できるのでは。

電気を消して語ろう〜6月19日から21日

自治労が全国的な行動へ

連合は地球環境の保全と温暖化防止の観点から「連合エコライフ21」としてライフスタイルの見直し運動に取り組んでいる。一人でも行動できるので、みなさんも積極的にご参加を。

6月19日から21日は環境省の「CO2削減・百万人の輪」キャンペーンと連携。20日には東京タワーなどがライトダウンの予定。午後8時から10時の2時間、家庭でも電気を消し、地球環境や温暖化対策などについて家族で語り合いを。

6月21日(夏至)は、NGOが「百万人のキャンドルナイト」を予定。各自治体ごとに「ノー残業デー」とし、家庭で8時から10時まで電気を消す取り組みに参加を。

奈良・大宇陀町職が勝訴

近畿地連全県で町の控訴断念へ抗議

奈良県大宇陀町職が、職員団体登録を取り消した町公平委員会に対し、その取り消しを求めている裁判で、5月13日、大阪高裁は奈良地裁判決どおり「職員団体登録取り消し処分の取り消し」の判決を下し町職が勝訴した。しかし公平委員会は町職の「控訴断念」の要請を無視し、5月24日に最高裁へ控訴した。

これまで町職は、課長補佐職を一律に管理職等の範囲とする規則は団結権を不当に侵害するとして改正を求めていた。しかし公平委員会がその要求に背を向け登録を取り消す暴挙に出たため裁判で闘ってきた。

近畿地連は、この闘争を支援するため、公平委員会などへの抗議打電を各県に要請している。各単組でもできる限りの行動をお願いする。

たかしま良充(自治労組織内参議院議員)

現場とつながっているからわかる。たかしま議員の国会での活躍

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自治労組織内のたかしま議員は、組合員の職場の課題を解決していくため、たくさんの質問で厳しく政府を追及しています。自治労ならではの政策力と情報収集力を活用しながら、住民サービスを支える組合員の職場を守り、活性化するために全力を挙げています。

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