2006年2月15日号(第521号)

良い社会をつくる公共サービスキャンペーン展開

連合が公務員の労働基本権確立に全力

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公務労協は2月7日、「国民生活の安定、安全・安心を支える良質な公共サービスと雇用の確立を求める2・7中央集会」を開催。政府の総人件費削減計画の具体化、行政改革推進法案や市場化テスト法案の作成作業が一方的に進められる情勢のもとで、国民生活の安全・安定を支える公共サービスと雇用の確保を求めて闘いに決起する意思を固めた。

冒頭、岡部議長は「小泉構造改革のほころびがあらゆるところで出始めている。本日『良い社会をつくる公共サービスを考える研究会』から中間報告も頂いた。連合も公共サービスや公務員制度についての考え方を取りまとめ、全労働者の課題として取り組む方針を決定した。あとは私たちがどのような運動をやるかにかかっている。文字通り、この集会を反転攻勢の場として位置づけ、悔いない闘いを全力で繰り広げよう」と呼びかけた。

激励に駆けつけた古賀連合事務局長は「今春闘でパートの賃金改善や組織化とともに、公務員の労働基本権確立をはじめとした公務員制度改革に全力を挙げる」と決意を表明。民主党と社民党の代表も、国会で小泉構造改革の国民負担増・公共サービス切り捨て政策の問題点を徹底的に追及する決意を述べた。

集会では、山本事務局長が、3月14日に再度5千人規模の決起集会を開き政労協議で雇用確保や公務員制度改革についての要求実現をめざすこと、全組合員と家族を対象に3百万人署名行動を実施することなどを提起した。

翌8日には各構成組織の代表が衆参国会議員を訪ね、雇用と公共サービス確保の闘いへの支持と協力を要請した。

連合京都が闘争開始

3月8日円山野音で春闘総決起集会を開催

連合京都は2月6日、2006春季生活改善闘争闘争開始宣言・学習会を開き、今春闘への決意を固めた。景気回復の兆しが見え始めたとはいえ、依然として厳しい雇用情勢の中でスタートした春闘。賃金改善、ワークルールの確立などを求めて闘う。

今後の日程として、使用者団体への要請、地協キャラバンを行うほか、3月8日に「春季生活改善闘争・知事選勝利総決起集会」を円山野外音楽堂で開催、四条河原町で3・8国際女性デー街宣行動も合わせて実施する。官公部門連絡会は3月13日に総決起集会を予定。各単組の積極的な参加をお願いしたい。

組織間の交流と連携強化へ

専門部・評議会・協議会代表者会議

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府本部は1月31日、専門部・評議会・協議会代表者会議を京都市内で開催。青年部、女性部、現業評議会、公営企業評議会、社会福祉評議会、町村職評議会の代表と府本部担当者ら19人が出席した。

会議では、地公3単産の統合などを決めた自治労臨時大会の報告の後、組織拡大の取り組みや役員2年任期について提起した。さらに指定管理者制度や民営化など規制緩和が進む中、その対策として自治体改革推進府本部委員会を設置して各組織で協力を得られるよう要請した。

各組織からは、組織統合に伴う運営のあり方、公共民間労組の参画で活動の幅が広くなる分の予算措置についてや、各組織の連携を強化したいという意見、結集単組が減る中でも工夫して活動を続ける組織の報告など、活発な意見交流が図られた。府本部は今後もこの会議を継続的に開き、取り組みを充実させていく。

運動の発展と団結誓う

現評旗びらき、中村議長が旧役員を慰労

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府本部現業評議会は1月25日、ルビノ京都堀川で2006年新春旗びらきを行い、80人が参加した。

来賓の大野征次府議、小林昭朗京都市議、西川博司宇治市議、松井孝治参議院議員秘書から連帯のあいさつを受け、山田啓二知事、桝本頼兼京都市長などからも祝電が届いた。

中村功議長は「市場化テストが生ぬるいという意見があり、公明党の『事業仕分け』による行財政効率化を求める意見書について京都市議会や多くの地方議会で共産党を除く全会派から意見書が出されていることに危機感を持つ」と訴えた。

米沢修司府本部副委員長のあいさつの後は、来賓議員と丹波特別幹事で現評運動の発展を祈念して鏡割り。花岡副議長の乾杯の音頭で宴が始まった。中村議長から旧役員への慰労の弁に対し、杉原前議長が「ますます厳しい状況が続くが、現評の仲間の団結で頑張ってほしい」と檄をとばした。

樫葉副議長の中締めの後、斉藤事務局次長の団結がんばろうで宴たけなわの中、旗びらきを終了した。

新市スタート、さらに連帯を

福知山3単組が合併後初の旗びらき

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福知山市職連合(市役所職員労働組合・市公営企業労働組合・市民病院職員労働組合)は1月25日、2006年新年旗びらきをサンプラザ万助で開いた。約70人が集い、本年1月1日の合併による「新福知山市」のスタートにあたり、さらなる団結と発展を誓い合った。

冒頭に山中明彦委員長から「厳しい社会情勢の中、本市では合併を決断し、私たち職員が果たすべき役割はますます重要になっている。組合員がさらに団結し課題を克服していこう」と力強い主催者あいさつがあった。続いて山段誠福知山市助役、府本部乾眞治副委員長ら多くの来賓の方から熱のこもった連帯と激励のあいさつを受けた。

乾杯の後は、合併後の「新福知山市」のスタートにふさわしい旗びらきとして、三つの組合員がお互いの交流を深め合い、大いに盛り上がった祝宴となった。

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