2008年8月15日号(第581号)

京都4チームの健闘光る

自治労近畿地連第30回スポーツ大会、京都で熱戦展開 8月6日〜7日、西京極を主会場に

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自治労近畿地連は8月6日〜7日の2日間、京都市で第30回地連スポーツ大会を開き、男子軟式野球8チーム、女子9人制バレーボール8チームが自治労スポーツ全国大会への出場権をかけて激突した。熱戦の結果、野球では兵庫県本部・神戸市従チーム、バレーボールでは大阪府本部・豊中市職チームが優勝した。会場は、西京極総合運動公園(京都市体育館・野球場)および吉祥院運動公園野球場。

府本部からは府大会の優勝・準優勝の野球・バレーボールそれぞれ二チームが代表出場。いずれも初回戦突破を果たせなかったが、スポーツを通じ近畿の仲間たちと爽やかな汗を流した。試合の模様は次のとおり。

【男子野球】

▼福知山市職連×大阪市従…初回4点をあげた大阪市従に対し、2回に1点を返したものの大量得点を許し、残念ながら大差で敗退。念願の初戦突破はならなかった。
▼自治労京都市職×桜井市職(奈良)…初回・桜井の先制点以降、5回まで無得点。6回に京都市職が2点で逆転、しかし桜井も2点を返し、シーソーゲームを逃した。

【女子バレーボール】

▼京都市学給労×西宮市従(兵庫)…初出場の学給労チームを古参・西宮がほんろう。2セットめでリズムをとりもどしたがチャンスを活かしきれず、初戦突破ならず。
▼八幡市職労×奈良県職労…第1セットは八幡がリードしたが、奈良はスパイクにより逆転、八幡は粘りを見せたものの振り切られた。第2セットでも奈良のトス回しの冴えでリードを許し、八幡は無念の涙をのんだ。

今回の地連スポーツ大会に向け、各県から約300名の選手団らが入洛した。府本部は開催地元として実行委員会を立ち上げ、会場の確保にはじまる事前準備、さらに当日スタッフ任務により大会運営を支えた。

スタッフは二日間で延べ120人を動員。炎天下、揃いの青いTシャツを着用し、受付や駐車場整理、さらには場内アナウンスや救護班など多種多様な持ち場で活躍。地連・各チームから感謝された。

また、スタッフの取材・編集により試合結果の速報を3回発行した。チーム分析や試合の模様を、各チームや地元にいち早く発信し喜ばれた。

公務員制度改革・人勧制度の今後を意見交換

本部岡部委員長が府本部訪問、府本部木村委員長と対談

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7月10日、府本部は自治労岡部謙治中央執行委員長の訪問を受けた。書記局を訪問した岡部委員長は、続いて府本部木村幹雄執行委員長と対談し、「国家公務員制度改革基本法」6月成立をめぐる連合・自治労の活動の経過や今後の展望、さらに人勧制度のこれからのあるべき姿などについて意見交換を行なった。

まず、木村委員長から「基本法の成立で自治労が果たした役割」を尋ねられた岡部委員長は、まず「参議院の与野党逆転がなければ成しえなかったこと」とし、「修正させて、絶対成立させる」という決意で臨んだ、とした。その上で国内での与野党への対策強化はもちろん、連合とともにジュネーブでのILOでも政府に働きかけたこと、成立が確定的になってからは法の内容をさらに確実にするためギリギリの努力を続け、連合・自治労の力で歴史的な成立を勝ち取った経過を説明した。

今後は、法にもとづき設置された労使関係検討委員会へメンバーを送り、3年後の法制措置・5年以内の実施にむけ、労働側意見を十分反映させる取り組みを続けると強調した。

また、機能不全に陥っている人勧制度・人事院の今後についての木村委員長の質問に対し、岡部委員長は、公務員賃金を労使交渉で決定する時代の到来を視野に入れ、なんらかの公民比較の賃金調査データが必要であると答えた。この調査結果にもとづき各自治体が賃金交渉を進めるのが「一番いいのでは」とした。

らに、東京と地方との地域賃金格差については、公務サービスと職務の同一性の確保のためにも、全国基準となる「標準的賃金水準」とも言うべきモノサシを作り、格差を許さないたたかいを進めるべきとの考えを示した。

最後に岡部委員長は、改革基本法成立にあたり、京都選出の松井孝治参議院議員の尽力について述べ、その熱心な対応や活躍ぶりに感謝の意を表明し、対談を終えた。

米軍・原子力空母に「ノー」

自治労、横須賀母港化阻止に全国から結集

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自治労が「フォーラム平和・人権・環境」に結集し、全国の仲間が取り組む、米海軍原子力空母の横須賀港母港化への反対行動。7月19日に現地で全国集会が開かれ、府本部から橋元副委員長を先頭に、5人が参加した。

集会には、平和フォーラムに加盟する労働団体や民主団体、地元の市民団体などから約1万5千人(主催者発表)が参加。市民運動家らが大災害となる原子力空母の危険性を訴え、「安全性が確立していない原子力空母の母港化撤回」などを求めるアピールを採択した。

最後に参加者全員が「ストップCVN(原子力空母)」「いらない原子力空母」と書いたカードを一斉に掲げて、抗議のパフォーマンス。続いて同基地前から繁華街に向かうコースをデモ行進し、気勢を上げた。

多くの住民が安全性に不安を感じたまま、横須賀市へのアメリカ軍の原子力空母の配備・母港化の計画は撤回されていない。この「母港化反対運動」は、今回の現地全国集会だけではなく、市民による「母港化の是非と安全性を問う住民投票条例」制定のための請願署名が実施され、さらに府本部も取り組んだ全国署名活動など、一連の行動として全国で展開されている。

今年、平和フォーラムはこの「母港化阻止」を活動の中核としている。今後は9月下旬に予定されている空母の入港阻止にむけ、再度の全国集会(詳細は決定次第連絡する)への結集を呼びかける。

私たち自治労は、全国組織としての力を発揮し、全ての組合員のご協力により、原子力艦船に対し多くの反対の声があげられている事実を、政府・米軍に突き付けていきたい。

働く女性の更年期障害は…

第19回女性部「七夕交流会」ひらく

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自治労京都府本部女性部は第19回七夕交流会を7月4日、ホテルセントノームにて5単組20名の参加のもと開催した。

第1部では、ニホンドウ漢方ブティック店長の森下信幸さんを講師に「はたらく女性の更年期障害」を学習した。更年期障害とは、ホルモンバランスの乱れに伴う身体的・精神的な不調。閉経をはさんだ10年前後に発症する事が多い。治療は、エストロゲンにより、不快な症状の改善がみられるが、副作用も伴う。有効な方法として、生活習慣を整える事や、食生活の改善が効果的だ。大豆製品、イワシ・サバなどの青魚を適度に食事に取り入れたり、鉄分・カルシウムなども摂取することが大切。何よりも、ストレスを溜めない事が重要で、仕事の合間におしゃべりや軽い体操をしたり、ハーブ茶を飲んだりする事などで良い効果が得られる。とても参考となる講演だった。

第2部は、食事をしながらの単組交流会。自治体自慢や組合活動の紹介により、穏やかな交流会となった。

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