2009年2月15日号(第593号)

09春闘・総選挙へ方針

全議案を原案どおり可決 府本部第151回中央委員会、2月6日に成功

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府本部は、第151回中央委員会を京都市「こどもみらい館」で開催した。中心となった議題は、総選挙闘争を含む、09春闘をたたかう方針の決定だ。会場討論をへて、すべての議案が可決・承認された。出席は19単組40人となった。

冒頭あいさつに立った橋元信一執行委員長は、労働者に厳しい状態を強いる企業のあり方や公務への風当たりの強い情勢にふれ「今こそ労働者の声を政治に大きく響かせたい」と訴え。「雇用も賃上げも」求める09春闘、そして総選挙闘争での勝利での奮闘を呼びかけた。

議事に入り、まず第3号議案では、新たに4人の役員(写真)の選出を提案、選管の公示を行なった。経過報告では08賃金確定闘争の取り組みを中心に、財政の中間決算・監査報告が行なわれた。

経過報告の承認を受けたあと、議案の提案へ。第1号議案「当面の闘争方針案」では、09春闘を取り巻く情勢や連合の方針にもとづき、府本部春闘の取り組みを提案。全単組での要求書提出・交渉実施やワーク・ライフ・バランスの実現の取り組み、さらに政権交代を実現する総選挙闘争に「いつでも対応できる」体制で臨むことを求めた。続いて第2号議案では、乾眞治副執行委員長(自治労京都市職)の離籍役員候補者としての選出を提案した。

議案提案に関する会場発言は4単組・4中央委員から行なわれた。

続いて採決を行ない、議案について、すべて原案どおり承認された。

円山集会に集え!3,000人

今年は3月6日(金)開催 連合京都2009春闘勝利総決起集会

連合京都(木村幹雄会長)は、春闘の勝利をめざし、全組合員が一丸となり闘うことを誓いあう「09春季生活闘争総決起集会」を開く。3月6日(金)午後6時20分開会。雨天決行。会場は、東山区・円山野外音楽堂。行動全体の規模は3,000人。

さらに、集会に引き続き、四条通〜河原町通〜市役所前までデモ行進を実施。連合の政策制度要求や課題などを市民にアピールする。このデモでは「デモ隊・プラカードコンクール」が今回初めて実施される。多くの組合員が、力強くご参加いただくようお願いする。

また当日、デモ隊の通過地点・四条河原町では「国際女性デー街宣行動」が午後6時45分から同時に開催される。

「自ら行動し状況変えよう」

府本部現評が「2009新年旗びらき」

府本部現評発

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1月30日、「2009現評旗びらき」を、ルビノ京都堀川で開いた。来賓4名を含む、8単組62名が出席した。

冒頭、主催者のあいさつに立った中村議長は、国による恣意的な同業種官民格差賃金の情報操作に触れてあいさつ。「現業公務員の賃金は、民間より1.6倍高いと言われているが、1.6の分だけ労働者から搾取している者がいることを見逃してはならない。昨年末から派遣斬りや雇い止めなどと言う、人を人と思わない嫌な言葉が氾濫しているが、自らが行動して今の状況を変えることこそが大事である。今年必ず行われる総選挙で、政権交代を成し遂げよう」と1人ひとりに運動への奮起を促した。

来賓からの連帯あいさつ・鏡割り・乾杯を経て行われた単組紹介では、各単組から個々が抱える課題に対する前向きで力強い決意が表明され、アットホームな中にも闘いに向けた結集を確認することができた。

最後に参加者全員で現評運動の更なる発展を誓って団結がんばろうで締めくくった。

DVや発達障害など、広く人権をテーマに

京都人権文化講座のご案内

部落解放の課題をはじめとして、広く人権に関する課題をテーマとした講演にもとづき、人権政策の確立にむけた学習を進めてきた「京都人権文化講座」(主催/部落解放・人権政策確立要求京都府実行委員会)。その第45期(前期)講座が5回にわたり開かれる。参加費は5回分チケットのセットで5,000円。積極的な参加をよびかける。各回の日程・テーマ等は次の通り。

▼第1回…2月19日(木)「丹波マンガン鉱山と朝鮮人」李龍植(丹波マンガン記念館館長)
▼第2回…3月17日(火)「ドメスティック・バイオレンス〜被害者である女性と子どもに私たちがはたす責任」竹之下雅代(ウィメンズカウンセリング京都)
▼第3回…4月14日(火)「発達障害とは」友久久雄(龍谷大学文化部教授・京大付属病院医師)
▼第4回…5月15日(金)「学校裏サイト」松村元樹(反差別人権研究所みえ研究員)
▼第5回…6月19日(金)「部落解放運動のあゆみ〜全国水平社の成立からオールロマンスまで」秋定嘉和(京都部落問題研究センター所長)

全講座とも午後6時開会、会場は「京都商工会議所・3階講堂」。

スラムの子らへ「修学支援」進めよう

ようちえん募金・ご協力のお願い

エファジャパンでは、カンボジアの就学前教育の充実・促進のための奨学金事業を行なっている。対象はスラムの幼児と、貧しい地方出身で幼稚園教員をめざす学生だ。府本部ではその資金となる「ようちえん募金」への協力を呼びかけている。

30万人が住むと言われるスラム。特に義務教育の就学率・卒業率が低く、この事業により就学前教育の段階から質の高い教育を確保し、学校に行くこと、そして最後まで勉強を続けられる基盤を作り出すため、あなたの募金が使われる。

【募金先】 郵便振替・口座番号「00190・6・723415」口座名「エファジャパン」※通信欄に必ず「ようちえん」と表記、氏名・住所を記入のこと。金額は自由。

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