「賃金も雇用も」京都で推進を

3月6日、総決起集会とデモを実施　連合京都09春季生活闘争

連合京都は民間大手の春闘ヤマ場を前に、「2009年春季生活闘争勝利総決起集会」を3月6日夜、円山野外音楽堂で開いた。「100年に一度」と言われる経済危機の中、迎えた今春闘は「賃金も雇用も」獲得するとして闘いが全国で進められている。

危機感が強まる会場には寒い中、各単産からの参加者3,000人、うち自治労から200人が結集した。

冒頭あいさつに立った木村幹雄会長は「『派遣切り』などという嫌な言葉にみるように、日本は違法社会に近付いている。一方、外需依存の日本経済の弱点を克服するため、思い切った経済対策が今こそ必要だ。連合のかかげる『賃上げこそが最大の景気対策』、『賃金も雇用も』の闘いこそ必要だ。京都で、全ての構成組織一丸となった取り組みとして進めていく」と決意を表明した。さらに、課題の解決のためには政権交代が必要として、衆院選で推薦した府内全ての選挙区での勝利をかちとろうと呼びかけ、勢ぞろいした6人の予定候補者を激励した。

集会に続き、集会参加者全員が四条通・河原町通を、京都市役所までデモ行進。自治労は元気にシュプレヒコールを行ない、デモ隊列の中でもひときわ活躍していた。

さわやかな汗流して、交流を深めよう

初のフットサル大会を開催　府本部スポーツ大会、日程など決まる

府本部は今年のスポーツ大会（第31回自治労スポーツ大会府大会）の日程・会場などを決定した。また、フットサル大会を初めて開催する。

まず男子軟式野球は、第1日予選を6月6日（土）、第2日準決勝・決勝を6月13日（土）に開催（予備日20日）。会場は、田辺公園グランドなど京田辺市内の3つの野球場。女子バレーボールは6月6日（土）、田辺中央体育館。

今年初めて開催するフットサル大会は5月9日（土）、京田辺市田辺公園（予定）が会場。組合員と、その家族が出場できる。いずれの種目にも、多数の参加を。

予想を超える60人の参加者

保育士・学童で交流学習会

府本部は2月15日、宇治学保労組・木津川市たんぽぽユニオンとともに、サンライフ宇治で「子どもによりそった職場づくりと職員の身分」をテーマにした学習交流会を開いた。組合員を中心に、各級議員や保護者など、予定を超える60人が参加、盛況となった。

午前は講師に、臨床心理士の馬見塚珠生先生を招き、「問題行動のある子どもの理解と保護者の連携」についての講演を受けた。午後は、グループに分かれてパネル・ディスカッションを行なった。「問題行動のある子どもの現状」「保護者との連携」「まとめ」の各テーマに沿って、午前の講演を受けての感想や意見と、日頃の保育の悩みや疑問点などを交えながら積極的に意見交換を行なった。他の自治体、他の学童保育所との交流が実現した。

参加者は、子どもの育ちをともに応援するパートナーとしての保護者との関係づくりとはどういうものかを学び終了した。

「地域医療を考える」シンポの報告書が完成

発言内容など、貴重な資料

府本部が主体となって開いた「やましろの地域医療を考えるシンポジウム」（1月17日・木津川市）の報告書が完成。関係各方面・府本部単組などに配布のほか、希望者に配布（無料）する。希望者は同会事務局・京都自治総研075（252）2143まで。

報告書はA4版・38ページ。済生会栗橋病院副院長・本田宏氏の基調講演「医療崩壊の深層・再生への処方せん」をはじめ、地元の議員・地域住民・医師らをパネラーに加えたパネル・ディスカッションなどの発言内容を、会場の写真とともにまとめていて、貴重な資料となっている。

新たな時代の公共サービス考えよう

3月28日に「どうしたらいいの？公共サービス」シンポ、大阪で開催

「新たな時代の公共サービスを考えるシンポジウム『どうしたらいいの？公共サービスは！』」が3月28日（土）、ヴィアーレ大阪（地下鉄御堂筋線・中央線「本町」駅から徒歩3分）で開かれる。主催は、大阪公共サービス政策センター。

内容は、基調講演「市民の暮らしと公共サービスのゆくえ」（講師・武藤博己法政大大学院教授）、中間報告会「現場からの発信〜公共サービスの担い手として」（報告者…指定管理者制度研究会、放置自転車なくし隊）。午後1時30分受付、午後2時〜4時30分。

参加には事前申し込みが必要。

1. 申込者氏名
2. 所属（単組名など）
3. 連絡先住所・電話
4. 複数参加希望の場合は人数

を同センター事務局（06・6227・0730）までファクス送信のこと。

なお同センターは、公共サービスに関する情報・資料の収集や調査研究を行ない、政策提言するシンクタンク。事務局は大阪市従労組内。