2012年11月15日・12月1日号(第669号)

人勧等の取扱いについて強く申し入れ

2012確定闘争・府自治振興課交渉

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府本部は11月12日、京都府自治振興課と「2012自治体賃金確定に関する要求書」について交渉を実施した。交渉では、月例給・現給保障などの2012人勧の取扱いについて府の見解を引き出し、各市町村に対し強く助言するよう求めた。

当日10時から府庁旧館で実施した交渉には、府本部から橋元委員長ほか12人が出席。自治振興課からは山口課長ほか3人が出席した。冒頭、課長から府のスタンスについて「各自治体の痛みや苦しみを理解し、府民サービス向上のために助言をはかる」と述べた上で順次回答を受けた。

まず賃金改定について、人事院勧告が基本としつつも、昨年府の人事委員会勧告に準拠した自治体もあり、「各市町村の実態に応じて適切に対応を」と回答。現給保障についても「各自治体が総合的に判断することが基本だ」との見解を示した。

また、50歳代後半層職員の昇給抑制見直しについて「国が改正を見送っているので、注視したい」と回答し、府内自治体には引き続き情報提供を行う旨が報告された。これについて府本部は、「国も府も実施しない制度を各市町村が先行するのはおかしい」と、府から各自治体に強く助言するよう求めた。退職手当見直しについて、国との均衡の原則から「やむを得ない」との回答を受け、過去の経過を踏まえ、国の制度を強要しないように要請した。

また各要求項目に対して、雇用と年金の接続をはかるための制度や、育児休業法改正に伴う措置について「各自治体に強く助言していく」と回答。広域連合について「構成自治体間での格差が職員に影響を及ぼさぬように、税機構へも条例整備等での対応を求めている」。臨時・非常勤等職員の労働条件改善について「手当や一時金の支払、休暇制度など国の指針を伝え、府独自の調査も実施する」と報告があった。

府本部からはラスパイレス指数の公表や人事評価制度、技能労務職の任用替えなどについて意見。ラスについて「総務省には国民に誤解が生じないような公表を要請している」、人事評価制度については「府も試行中で国の制度をそのまま地方にというのは難しい。十分な検証・検討が必要だ」という見解を引き出した。

最後に、府の助言について各自治体当局の受け取り方が様々であることを指摘。さらに適切な助言をするよう求めた。

基地も原発も、私たちはいりません

10・27 あいば野で集会

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陸上自衛隊と米陸軍による日米共同訓練が、10月下旬から滋賀県高島市のあいば野演習場他で行われた。府本部は、フォーラム平和・関西ブロックなどが主催する10月27日に行われた「日米共同訓練反対!10・27あいば野集会」に結集し、集会とデモ行進で日米合同軍事演習反対を訴えた。参加者は5単組から13人。

この共同訓練があいば野演習場で行われるのは12回目。訓練は、日米が共同作戦を実施する際の連携や相互運用性の向上が目的で、機関銃や迫撃砲などの射撃訓練、戦車やヘリの訓練も行われている。自衛のための訓練とは程遠い、戦争ができる国づくりに向けた実戦練習だ。

参加者は「日米軍事演習反対!」、「核も戦争もない世の中に」とシュプレヒコールをあげた。

11・4 オスプレイ配備反対

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「オスプレイがいつ墜ちないか心配しながら暮らしている」、「沖縄県民は自分の家で眠ることもできないのか」。

東京・芝公園に沖縄の激しい怒りが渦巻くなか「止めるぞ!オスプレイの沖縄配備。許すな!低空飛行訓練11.4全国集会」が開催され、全国から約4000人が参加、府本部から3人が参加した。

主催者のひとり平和フォーラムの藤本事務局長は、「オスプレイ配備には3つの問題がある。1つは、頻繁に墜落事故を起こしていること。2つ目は、航空法で定められている『オートローテーション』機能が無いこと。3つ目は、安保関連法、地位協定上からも低空訓練が違法であることだ。沖縄の全ての自治体議会、県知事が配備反対を表明したにも関わらず、民意を無視し配備した。また、全国で飛行訓練が計画されている。全国でオスプレイ配備反対の運動を作り上げよう」とあいさつ。

続いて、沖縄平和運動センター・山城事務局長が登壇し「沖縄の怒りは頂点に達している。凶悪事件が起こっても日本政府は、地位協定の運用見直しで済まそうとする。運用見直しで解決するのなら戦後67年の沖縄の苦しみ、女性の悲しみは何だったのか。オスプレイ配備は沖縄だけの問題では無い。憲法を守り、平和を守る闘いを決意しよう」と訴えた。

その後も各参加団体から「性暴力に毅然とした対応をとらない日本政府の姿勢は、沖縄に対する差別そのものだ」「低空訓練は全国に及ぶ。全国で危険なオスプレイの配備反対、訓練反対の声を広げよう」との声が相次いだ。

最後に参加者は、「オスプレイ アウト」「沖縄から出ていけ」「オスプレイはアメリカへ帰れ」とシュプレヒコールを上げながら1時間に亘るデモ行進を完歩し、街頭を行く市民へ想いと支持を訴えた。

12・8は敦賀に行こう

脱原発集会に参加を

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1995年12月8日のナトリウム漏れ事故以降、運転を停止している日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」。核エネルギーを無尽蔵に増殖させる「夢の核燃料リサイクル」、だそうだ。しかし実態は、運転開始から約20年間で、実稼働が約7カ月。その間に大きな事故が2回という高い事故発生率。そんな危険なもんじゅは、政府の新エネルギー政策で核燃料サイクル見直しで「存廃」をめぐり議論がされ、一時は廃炉決定の報道もされた。

原発先進国で地震のないフランスでさえ、高速増殖炉からは撤退している。どれだけ技術やシステムは素晴らしくても、まだまだ人間が管理できる技術ではないとなぜ判断できないのか。

「2012もんじゅを廃炉へ!全国集会」は12月8日、敦賀市内で行われる。積極的に参加し廃炉への動きを加速させよう。

■ もんじゅを廃炉へ! 全国集会
■ 日時・場所 12月8日(土)敦賀市内

交流と学習で組織の強化を

JI-UP京都が第14回総会

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府本部労組法適用組合協議会(JI‐UP京都)は10月26日、京都ロイヤルホテル&スパで第14回総会を開催。代議員など9単組33人が出席し、2012年度の経過報告と2013年度の運動方針・役員体制が承認された。

冒頭、石田議長は「公共民間で働く人々がさらに発展できるよう、より一層組織全体の強化を進めていきたい」とあいさつ。続いて来賓の乾府本部副委員長と石川京都市職書記長から連帯のあいさつを受けた。

総会成立宣言のあと議事に入り、経過報告では、多様で独自性の強い単組間の交流を深めるための情報交換交流会やセミナーなどの取り組みを報告。運動方針では、協議会の強化と賃金労働条件の不安や指定管理者制度など厳しい情勢に対応する学習と交流を深める具体方針を決定した。最後に石田議長をはじめとする新役員体制を確認した。

引き続き行われた懇親会では、各単組報告として日頃の奮闘を紹介しながら交流。不当解雇撤回闘争でたたかう京都衛生開発労組の嶌委員長からも決意のあいさつを受け、参加者全員の拍手で共にたたかうことを確認し、閉会した。

創ろう、市民自治の豊かな社会

全国自治研集会が神戸で開催

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10月19日〜21日第34回地方自治研究全国集会が兵庫県神戸市で開催され全国から組合員やNPO、市民など2100人が参加。府本部からは49人が参加した。

1日目は全体集会が行われ、徳永委員長の主催者あいさつや地方自治研究賞の発表の後、山崎亮さん(京都造形芸術大学教授・コミュニティデザイナー)から「まちの幸福論」と題した講演、「みんなが主役の地域のコミュニティ」をテーマにパネルディスカッションがおこなわれた。

2日目は自治体職員の働き方などテーマ毎に13の分科会が開催された。「現場力・地域力アップに向けた学び合い」をテーマに開かれた第10分科会では、八幡市職労から「現評結成とその後の取り組み」と題し、各職場での活動や市民サービスの実施など現業職場を守るための取り組みを報告した。助言者からは「現在の状況下で現業正規職員採用を勝ち取った事は、元気の出る報告」とコメントを受けた。

3日目は、「脱原発で新しい地域社会をつくる」と題したパネルディスカッションが行われた。

コーヒー一杯分のカンパにご協力を

国際連帯救援カンパ

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世界では、10億人以上の人々が1日1ドル未満で生活し、小学校にすら通えない子どもたちも少なくない。極度の貧困は、飢餓を生み、疫病を蔓延させ、乳幼児の見殺しにつながっている。子どもたちは理不尽で途方もない苦しみを負い、その無垢な心や体が傷つけられるという現状がある。

1991年の湾岸戦争に端を発する難民問題への緊急救援カンパとしてスタートした国際連帯カンパは、組合員のみなさまの多大なご協力を得て、連合やNGO等との連携のもと、その活用方法・目的を充実させてきた。2013年度はメインテーマを「国連ミレニアム開発計画(MDGs)の達成・貧困撲滅」としカンパの取り組みを全国で進めていく。各単組・組合員のみなさまには趣旨ご理解の上、コーヒー1杯分のカンパにご協力をお願いしたい。

行こう!競輪。

向日町競輪場のホルモンうどん

勝手にB級グルメ

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11月6日、京都競輪労組の仲間が働く向日町競輪場にやってきた。この日の目的は競輪場名物というホルモンうどん。数多くある売店が、古くから自慢の味を提供し、値段もバラバラだ。今回は正面入り口から一番奥にある「竹村亭」で頂いた。

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ホルモンはフワといわれる牛の肺の部分を使用。醤油系のダシであっさり甘めに味付けされたホルモンは、柔らかくプリプリ。固まりがゴロゴロ入っていてホルモン好きには嬉しい。今年からガールズケイリンも開催され、注目を集める競輪。次の向日町競輪場での開催は12月22日からの京山茶花賞だ。寒空の中、競輪場であったかいB級グルメを食べてみてはいかが?

【今後の開催レース】12月22〜24日 京山茶花賞(FU)

京都府内のB級グルメを大募集!!

すっかり名物となったものから、まだまだ地元の人しか知らない逸品まで、これぞ!というものを教えてください。応募は下記メールアドレスまで。
jichiro@jichiro-kyoto.gr.jp

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