2013年12月15日号(第689号)

ムダ・ムリ・無謀なもんじゅは廃炉しよう

全国集会に府本部から参加

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12月7日、「2013もんじゅを廃炉に!全国集会」が高速増殖炉もんじゅを眼前に控える福井県白木海岸で行われた。全国から参加した約1000名が1日も早いもんじゅの廃炉を求め、要請行動を実施した。府本部からの参加は7単組49人。

時折、冷たい雨が降る中、主催者を代表して原発反対県民会議の森永常任幹事が、「原発再稼働に反対する多くの国民の声を無視し、原発再稼働を強行する安倍首相の政治姿勢はねじれている。大きな運動を起こすときに来ている。もんじゅの廃炉にむけ意思統一を図ろう」とあいさつ。その後、もんじゅ正門ゲートまでデモ行進し、原子力機構の青木管理課長へ「もんじゅの廃炉を求める要請文」を手渡した。

午後からは敦賀市内に会場を移し、ルポライターの鎌田慧さんらによる講演が行われた。鎌田氏は、原発政策の時代変遷をたどりながら「中曽根内閣時、『核の平和利用』との名目で原発が推進されてきた。昨年の安倍内閣発足後、原子力基本大綱に『安全保障に資する』との文言が加わり、昨日、特定秘密保護法が強行採決された。何を意味しているのか。核兵器の所持と戦争への道筋だ」と会場を満席にした参加者に対し、これまで以上の危機感を共有するよう訴えた。

労働者保護ルールの改悪を許さない!

連合京都全国統一行動

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連合京都は十一月十五日、四条河原町で、労働者保護ルール改悪阻止「全国統一街宣行動」をおこなった。参加者は五十人、自治労からは六人が参加した。

政府は成長戦略の名のもとで、解雇の金銭解決制度や解雇しやすい限定正社員制度の普及など、労働者を保護する法律やルールを改悪しようとしている。参加者は、ビラを配布し労働者保護ルール改悪阻止を市民に訴えた。

じちろうネットを利用しよう

2014年1月リニューアル

単組向け情報提供ツールとしてご利用いただいている「じちろうネット」が2014年1月6日にリニューアルする。既存ページは当面残るが、リニューアル後は情報が更新されないので早めの移行をお願いしたい。

じちろうネットとは

自治労加盟単組専用のIDとパスワードを入力して、閲覧するホームページ。中央省庁、全国の動向がわかる「自治労情報」や、当面の日程、各種集会等の資料、機関紙「じちろう」のバックナンバーなどを掲載している。

リニューアル後は

今までは、書記局にPCがある単組でしかアクセスできなかったが、事前に登録さえすれば、個人のPCやスマートフォンやタブレットなどの端末でもアクセスが可能となる。(ただし、セキュリティ上の観点から職場のPCは不可とする)また、メッセージ機能やスケジュール機能も利用できる。

アクセス方法

既にIDを取得している単組は、「自治労情報」にて移行の案内を提供済み。配布された「証明書」をインストールし、簡単な設定を行うだけで、各種のPC、モバイル端末、タブレット端末のいずれからでもアクセスすることができる。

まずはID登録を

「じちろうネット」は自治労加盟の全単組が利用できるシステムで、利用料金は無料だ。前述の「自治労情報」は迅速で有益な情報が多く、中央本部の資料等の閲覧が可能となる。この機会にIDの発行をお願いしたい。IDの登録を希望する単組は、府本部までご連絡を。

組織の拡大強化と強化をすすめよう

JI-UP京都

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府本部労組法適用組合協議会(JI−UP京都)は10月18日、第15回総会を開いた。会場には代議員など含めて9単組31名が集まり、2014年度の運動方針・役員体制を可決・承認した。

大会は石田議長の挨拶でスタート。「昨年度実施した行事によって活発な活動を進めることができた。今後は、より一層の組織拡大と全体の強化を進めていきたい」と決意表明。来賓には橋元府本部委員長、石川京都市職委員長、門川京都市長、米沢京田辺市議が駆けつけ、それぞれ激励の言葉をいただいた。

経過報告では、情報交換交流会などの行事の成果を承認。運動方針では、給与の引き下げなど厳しい情勢に対応するたたかいや、年間計画などの具体方針を決定した。

役員体制では、小檜山議長(埋文研労組)、古川副議長(全国一般セレマ労組)、田中事務局長(国保労組)を中心に体制を一新し、新年度の活動を開始した。

持続可能な社会保障制度の構築へ

社会福祉評議会

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府本部社会福祉評議会は12月7日、2014年度総会を京田辺市商工会館で開催。7単組から12人が出席した。

冒頭、井上議長は「昨日、衆議院本会議で特定秘密保護法案とともに、「生活困窮者自立支援法」「生活保護法の一部改正案」が可決した。社会的弱者を守る制度を自治体が構築する必要がある。社福評のみなさんの協力をお願いしたい」とあいさつ。続いて、来賓の石川府本部副委員長からあいさつを受けた。総会では2013年度活動報告、2014年度活動方針、2014年度役員体制が提案され、満場一致で承認された。

今後、確認された活動方針により、社会保障・税一体改革、高齢者福祉・介護保険制度改革等について、連合・公務労協に結集しながら、持続可能な制度の構築にむけた取り組みをすすめる。

最後に、井上隆幸議長(木津川市職)、井川雅之事務局長(自治労京都市職)をはじめとする新役員体制を確認した。

人員確保など現場力の回復を

公営企業評議会

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府本部公営企業評議会は11月15日、府本部会議室で第35回総会を開催した。6単組から12名が参加し、2013年度の活動・決算報告ならびに2014年の活動方針が可決・承認された。

冒頭、木下副議長の主催者あいさつの後、橋元府本部委員長、石水日本ヘルス工業大阪労働組合執行委員長から連帯のあいさつを受けた。それぞれのあいさつで、9月に発生した台風18号の豪雨災害にふれ、「現場は必要最小限の人員に削減され、災害時の対応などに大きな支障がある。人員確保をはじめとする現場力の回復に早急に取り組もう」と訴えた。

活動方針では「単組間の問題意識の共有化・相互協力体制の確立」、「地方公営企業労働関係法に基づく労働協約の締結推進」、「自治労ライフライン危機管理指針の活用」等の提起があり、参加者全員の拍手で承認された。

役員改選では、議長・吉村尚己さん(亀岡水労)、をはじめとする新執行部を選出した。

顔の見える町村活動を

町村職評議会

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府本部町村職評議会は、12月6日にホテルセントノーム京都で第21回定期総会を開いた。町村4単組から22人が出席し、2013年度の経過報告並びに2014年度の活動方針について承認・可決された。

星野議長は主催者あいさつの中で「私たちを取り巻く状況は、地方公務員給与の削減や、人事院報告に示された給与制度の総合的な見直しなど、非常に厳しい状況が続く。合併が進み町村の仲間の数は減っているが、『お互いの顔が見える』町村職活動に取り組み、賃金・労働条件を維持、改善し、働きやすい職場をめざそう」と訴えた。続いて、来賓の谷口府本部副委員長から激励のあいさつを受けた。

活動方針では、「賃金改善」「組織拡大」「男女がともに担う自治労計画の推進」などを提起し、出席者全員の拍手で承認された。

最後に、議長・三橋吉和さん(宇治田原町職)をはじめとする新役員体制を確認した。

自分自身のためにも積極的な組合活動を

青年部

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府本部青年部は12月7日、第47回定期大会を烏丸御池の登録会館で開催。新規加盟した京交労組を含む11単組から代議員、役員など47人が出席した。

天野部長の主催者あいさつの後、来賓の橋元府本部委員長からあいさつを受けた。執行部による活動経過報告のあと、新年度活動方針、役員体制の提案があり、すべての議案が可決・承認された。

新部長に選出された高橋淳さん(国保労組)は、「私たち青年労働者は、賃金や人員が減る一方、仕事量は増やされるなど厳しい状況が続く。流行語の『倍返し』ではないが、やられっぱなしの現状を打破するためにも、自分のために組合活動に積極的に取り組もう」と新執行部を代表して決意表明をおこない、最後に団結ガンバローで閉会した。

現場力回復と質の高い公共サービス実現を

現業評議会

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府本部現業評議会は12月14日、セントノーム京都で10単組から54人の代議員、役員の参加を得て、第50回定期大会を開催した。

冒頭、現評を代表して川戸議長が「50回目の節目の大会。先達が築いてきた現評運動をさらに広げ、現場力の回復と質の高い公共サービスの実現をめざし組織の強化を図ろう」とあいさつ。続いて、来賓の橋元府本部執行委員長、尾西近畿地連現評前議長、米沢自治体議員連合会長からそれぞれ激励の言葉を受けた。

議事に入り、執行部から「2013年度活動経過報告」、「2014年度活動方針(案)」、「2014年度現評役員体制(案)」など5つの議案が一括で提案され、会場からの質疑討論を経て、全議案が満場の拍手で承認された。最後に、大会宣言(案)を確認し、団結がんばろうで閉会した。

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