2014年7月15日号(第701号)

人勧期闘争取り組み一層の強化を

府本部第161回中央委員会開催

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府本部は7月4日、第161回中央委員会を京都市中京区の本能寺文化会館で開催した。2014人勧期闘争や給与制度の総合的見直しに向けた取り組みなど、当面する闘争方針の提案と中間決算を含む経過報告は、会場討論を経て、すべてが可決・承認された。また執行委員の2人の欠員についても選出された。出席中央委員数は、22単組から45人(女性参画率は22・22%)

高橋直樹執行委員長は、冒頭のあいさつで、「春闘での取り組みに敬意を表する。連合総体の最終報告では例年にない上げ幅となった。通常ならこの結果を踏まえて人事院勧告では期待できると思われるが、給与制度の総合的見直しで国は地方公務員の給与を引き下げようとしている。これからの大きなヤマ場に向け一丸となり闘い続けなければならない。

集団的自衛権の行使に関わっての閣議決定がされたが、自治労は国際間の紛争は外交交渉をもとに平和的に解決し行くことを基本に進めており、府本部もこの方針に則り取り組みを進めていく」訴えた。

議長には京田辺市職の坂本中央委員と埋文研労組の加納中央委員が選出され、中央委員会成立宣言のあと議事に入った。経過報告では、2014春闘、男女平等推進闘争などの取り組みが報告され、続いて中間決算報告および監査報告が行われた。全てが承認をされ、議案提案に移った。

第1号議案「当面の闘争方針案」では、人勧期闘争、給与制度の総合的見直し、労働安全衛生月間の取り組みなどを提起した。その他、自治体財政の確立と自治分権の推進、社会保障改革、組織強化拡大などについて提案した。

組織強化拡大については、特に臨時・非常勤等職員の組織化の取り組みを提起した。

会場討論を経て、全ての議案が可決・承認された。第2号議案では、二人の執行委員の選出について提案し、満場の拍手で承認された。闘争宣言案と特別決議案の承認を受け、最後に瀬戸副執行委員長の団結ガンバローで閉会した。

【会場発言・答弁】

▼自治労府職・森中央委員
6月22日投開票の宮津市議会議員選挙、河原末彦氏当選についてみなさんのご支援に感謝申し上げる。

▼国保労組・西村中央委員
国保の都道府県単位化・統合問題について国と地方で論議されている。会議は完全非公開になっており、内容の一部が中間報告としてあると聞いている。京都府、国会議員、連合京都、自治体の健康保険課などと情報共有する場を設定していただくとともに、その時には関係単組のご協力をお願いしたい。

▼府本部答弁
国保の都道府県の単位化と統合問題については、機会をみて府や自治体関連職場との意見交換を行いたい。国会議員とも連携し、関係自治体の協力をお願いしたい。当該単組と相談しながら進めていきたい。

共済本部代表者会議を開催

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中央委員会終了後、第1回自治労京都府本部共済推進委員会拡大代表者会議・第2回全労済自治労共済本部京都府支部単組代表者会議を開催した。

高橋推進委員長が議長となり、乾事務局長より2013事業報告、決算・業務検査報告、2014事業計画、予算を提案。すべて確認、承認された。

京都府男女参画と交渉

2014男女平等推進闘争

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府本部は男女平等推進闘争として6月4日、提出をした「男女平等社会実現を求める要求書」について京都府男女共同参画課と6月30日、交渉に臨んだ。

府男女共同参画監から、市町村の関係施策の進捗状況や女性の採用と管理職登用の状況などの説明があり、ワーク・ライフ・バランスセンターでの中小企業の支援、マザーズジョブカフェでの再就職支援、家庭支援総合センターと市町村の連携によるDV被害者支援などの回答があった。

これに対して府本部は、東京都議会のやじのような考え方はまだまだ残っている。男女平等施策の遅れている自治体に対しての情報提供や支援を進めること、虐待被害の状況を広範なネットワークで情報提供できるようにし、他府県のDV事件であっても原因を検証し、施策をいかすことまた、介護の離職者問題に対して関連部局との連携や、政府への要請を求め、ワーク・ライフ・バランスのとれる環境整備を要請した。

【京都ワーク・ライフ・バランスセンター=中小企業の取組の支援や府民の地域参加を促進する等により、社会全体で仕事・生活・地域活動等の調和を図ることを目指してる。マザーズジョブカフェ=子育て中や母子家庭(ひとり親家庭)のママの「働きたい!」という思いに応える総合窓口。どちらも京都テルサ内にある】

労働者保護ルールを比較

JI−UP京都がセミナー開催

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JI−UP京都は6月21日に第5回パワーアップセミナーを職員会館かもがわにて開催した。

小檜山議長のあいさつの後、府本部高橋執行委員長より、給与制度の総合的見直しについての取り組みや、各単組に対する激励の言葉が述べられた。

続いて、全労済自治労共済本部京都府支部乾事務局長より挨拶の中で共済について身近な例で分かりやすく解説を受けた。

まず「労働者保護ルールの改悪の現状について」と題し、龍谷大学法学部政治学科教授脇田滋氏より日本の労働者保護ルールについて、労働法・派遣法等の変遷や現在の日本とEU諸国等との労働ルールの比較をした講演を受けた。

続いて、「京都の史跡・土のなかと土のうえ」と題し、京都市埋文研労組の加納敬二氏より講演を受けた。配布された地図を追って京都市内の史跡を解説頂き、京都の史跡に親しむことが出来た。

その後の交流会では、大阪を拠点とする公共民間の単組(勤務地は京都)から参加があり、各単組紹介を交えて活発な交流が行われた。

自分の賃金、自分で計算

町村職評議会がセミナー開催

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京都府本部町村評議会は、6月28日、ホテルセントノーム京都で「2014年度賃金・権利セミナー」を開催した。

セミナーには、今年4月に採用された新入組合員を中心に、4単組から30人(うち女性5人)が参加した。

前半は、宇治田原町職の矢野里志さんを講師に迎え「自分の賃金、自分で計算」と題し、地方公務員の給与制度の解説および算出方法などの説明を受けた。

参加者は、各自持参した給料明細を元に共済掛金の計算や、二日後に控えた期末勤勉手当の支給額計算など、実践を交えながら賃金の仕組みを詳しく学んだ。

後半、全労済自治労共済京都府支部の乾眞治事務局長による「賢いライフプラン〜掛け金貧乏にならないために…〜」の講演。地方公務員の給与水準や可処分所得についての説明を受け、人生設計の大切さについて、自分自身の身に置き換えながら熱心に耳を傾けていた。

セミナー終了後の参加者交流会では、若手職員同士が交流を深めながら、有意義な時間を過ごした。

放課後の安全確保が課題

第10回京都府内学童保育・児童館職員・保育士集会を開催

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6月29日ゆめりあ・うじにて第10回京都府内学童保育・児童館職員・保育士集会を開催した。

主催者挨拶で南部ブロック川戸議長は、10年続けてきた集会の大切さと、さらに充実した研修会を続けていく必要性を述べた。

ももやま児童館・波多野里美先生の、「育ちを共に支えること」と題した講演では「放課後児童クラブは昨年より397か所増加されたが、登録児童数は37256人増加、待機児童も1168人増加しており追いついていない。これに対処するため今年4月、放課後児童クラブの開所日数や開所時間、職員数、設備や児童の受け入れ規模の基準が国により策定された。地域環境が悪化しているなかで、働く母親を持つ小学生の放課後の安全をどう確保するかも、緊急的な課題となっており、学童保育の早期充実が求められる。

保護者と放課後児童指導員の連携による支援、休息や健康などへの配慮、おやつの提供、安全確保から遊びを通しての自主性創造性を培うこと」など改正に向け重視すべきことが述べられた。

 

沖縄から平和アピール

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連合は沖縄県の「慰霊の日」6月23日に那覇市民会館において平和オキナワ集会を開催した。府本部から3人が参加した。24日には戦跡・基地を巡るピースフィールドワークと「在日米軍基地の整理・縮小」と「日米地位協定の抜本的見直し」を求め集会・デモ行進を行った。

平和オキナワ集会には全国の地方連合・構成組織から約1400名が結集した。第1部は「抑止力と沖縄の未来」をテーマに基調講演が行われた。

第2部平和式典は黙?で始まり、神津連合事務局長が主催者挨拶に立った。来賓・地域からの平和メッセージのあと、次の開催地広島へとピースフラッグが手渡され、「沖縄からの平和アピール」を全員で確認し終了した。

参加者が400名を超えたピースフィールドワークは、沖縄・大分の連合青年委員がガイドを務め、観光バスで県内3コースに分かれた。夕刻には県庁前県民広場に再度結集し、各組織が旗を挙げ集会に臨んだ。

集会後、旗を手にシュプレヒコールと共に国際通りをデモ行進し、梅雨明けぬ暑い沖縄での平和行動を終えた。

リレー報告

自治体議員連合副会長 今枝徳蔵京都市会議員

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京都市会議員8期32年、義理人情浪花節の大好きな私は理屈より人が大好き、常に本音、本気自然体。自転車やバイクで走り回り仕事をして来ました。

水族館、万華鏡ミュージアム、山科子供の家、蹴上疏水の噴水、島原地域の石畳、中央市場での色んな仕事を始めとした梅小路公園の数々の取組、市役所前子供広場、崇仁地域の街づくり、京北町と京都市の合併、いつも多くの人と知り合い、夢を持って色んな仕事にたずさわりました。

これからも中央市場を中心とした下京西部地域の開発、京都芸大の崇仁地域への移転、中央市場の全面改築、京北町の再開発、その他まだまだ大好きな京都、大好きな地域の為やらねばならない事が山積みです。

田辺、桝本、門川三代市長の政策づくりにも大きくかかわりを持ちながら夢のある仕事が出来たこと、私の人生の大きな誇りにしながらこれからも元気に頑張っていきます。

どこで会っても「徳ちゃん!!」と声をかけて下さい。

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