2014年9月1日号(第703号)

 

第36回近畿地連スポーツ大会開催

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野球 京都の2チームともに3位入賞

8月4日から5日にかけてわかさスタジアム京都・岡崎公園野球場で行われた、近畿地連スポーツ大会野球の部。京都から出場した、八幡市職労と福知山市職連がともに3位となった。

八幡市職労は、2年前大会で準優勝を果たしているだけに、この京都大会でも全国大会を狙った。1回戦は和歌山すさみ町職を先行し6対5で逃げ切った。準決勝は昨年優勝の兵庫神戸市従と対戦。試合巧者の神戸に1対4で敗れた。

福知山市職連は、ひさびさの地連大会でしかも開幕試合となったが、緊張感をプラスし、序盤から加点。滋賀湖南市職の追撃を許さず5対1で勝利。準決勝は強豪大阪自治労寝屋川。相手の好打に苦戦し、1対7で敗れたが初の3位入賞に喜びの笑顔となった。

バレー 強豪相手に奮闘

8月4日、ハンナリーズで行われた女子9人制バレーボール大会。京都代表の八幡市職労は大阪市職と対戦。第1セットはリズムに乗れなかったものの、第2セットでは攻守に粘りを見せる。結局0対2で敗退したが随所に好プレーが見られ、奮闘に惜しみない拍手が送られた。

スタッフの支えで大会成功

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地連大会を支えた府本部スタッフ。各単組から要員として総勢96人の協力があった。

ライトパープルのTシャツで各会場の進行管理・駐車場係・ボール担当・得点係・アナウンス・医療班など多岐の任務を着実にこなしていただき、大会を成功裏に終えた。

「ご尽力に心から感謝いたします」と瀬戸地元実行委員長が締めくくりの言葉を述べた。

 

人事委員会要請 総合的見直し未実施求める

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8月26日、連合京都官公部門連絡会(代表委員・高橋直樹)は京都府および京都市の人事委員会への要求書を提出した。

府と市には独立した組織として人事委員会があり、職員の賃金等の勧告を行う。毎年、京都市が9月上旬、京都府は10月上旬となっている。その勧告に向けての要求書提出となった。京都市人事委員会には7月に府本部・自治労京都市職とで要求を行った。

今年度の要求ポイントは『公民格差がプラスの場合、全年齢層を対象に配分すること』そして『人事院による給与制度の総合的見直し勧告・報告は国家公務員の内部の給与配分の変更であることから、人事委員会においては勧告しないこと』さらに『総務省通知を活用した臨時・非常勤等職員の処遇改善』。

高橋代表委員は、「人事院は中立・第三者機関としての役割をはたしていない。人事委員会においては、私たち働く者の意見を真摯に受け止めていただきたい」と強く求めた。

核兵器のない世界に

第69回原水禁世界大会

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熱線と爆風、放射線により一瞬にして多くの命を奪った原子爆弾が広島・長崎に投下され今年で69年を迎えた。今もなお、多くの被爆者が放射能障害に苦しみ、核兵器は世界に約1万6000発も存在している。

府本部は京都平和フォーラムに結集し、広島5人、長崎2人が原水禁世界大会に参加した。

広島大会は、8月4日に折鶴平和行進と開会総会。五日のフィールドワーク『ヒロシマと戦争』では、毒ガス島歴史研究所事務局長の山内正之さの講演後、大久野島に行き、毒ガス資料館や防空壕跡、発電場跡等を巡った。山内さんは、「アジア全体で2000万人もの尊い命が失われたことを忘れてはいけない。日本にとって都合の悪いことでも、それを繰り返さないために、歴史を知る必要がある。」と話した。

六日の式典は雨の中、訪れた被爆者や遺族等を前に、松井広島市長が、核兵器の廃絶と、人と人とのつながりを大切に未来志向の対話ができる世界の構築を呼び掛けた。

長崎大会は7日から開催。八日の分科会では市内の被爆遺構巡りへ行き、住宅の中にある原爆の爪痕が残った遺構に、当時の悲劇が垣間見えた。現在も被爆都市として苦しみながらも非核・平和を訴える長崎の姿があった。

9日、最終日は長崎市内で最も被害を受けた浦上地区北端の慰霊碑へ参拝。集会所で、当時友人と遊んでいた時に被爆し自分は大けが、友人は2日後に死亡したことや町の様子、現在までも続く放射能への恐怖など、被爆者自身の体験聞くことができた。被爆者の想いに触れ原爆の悲劇を繰り返さないという長崎の願いを直に感じた。

地域と職場をつなぐ

2014京都自治研集会

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府本部、NPO京都自治総研は、8月12日、京都テルサで京都自治研集会を開催した。会場には組合員、自治体議員など160人が参加。全体会と、分科会の2部制。

主催者を代表して高橋委員長は、「魅力と地域基盤を兼ね備えた地域をどうつくっていくか。それぞれの地域の魅力の発信など、そのために自治体職員がコーディネーターとして活躍していくことができるのか、自治研活動で得た知識を現場に生かそう」」とあいさつ。次に、石川実行委員長が「地域とつなぐ京都自治研、未来をつくる職員力」の集会基調提案をおこなった。

続いて、元衆議院議員・元ニセコ町長の逢坂誠二さんより「現在の政治状況が自治の現場に与える影響について」と題した講演がおこなわれた。逢坂さんは、自民党が大きな力を得るようになってから日本版・国家安全保障会議の設置や特定秘密法保護法、憲法解釈による集団的自衛権の行使容認など、安倍政権の暴走により戦後日本の最大の危機となっている。このような状況で政府は自治体をある種、効率化だけでなく別の理念で整理しようとしている。選挙で変えていくことだ。みなさんの力を結集してほしい」と訴えて全体会を終了した。

分科会は、32本のレポートを三つの会場に分かれて議論。公共サービスを担う他産別の仲間である京都市水道労働組合からも報告を受けた。

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それぞれの分科会から優秀レポートを選出、10月に佐賀市で行われる全国自治研集会に招待する。

京都自治研賞

第1分科会 八幡市職労
「現業現場の新たな取り組みと現業評議会の役割」

第2分科会 自治労府職
「公共図書館の障害者サービスと視覚障害職員の仕事」

第3分科会 学職労
「学校職員としての地域防災への取り組み」

子ども子育て新支援制度を学習

2014京都保育集会

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府本部社会福祉評議会は8月2日、京田辺市商工会館で2014京都保育集会を開催、8単組から27人が参加した。

自治労社会福祉評議会の西村正樹事務局長より、来年四月から施行される「子ども・子育て支援新制度」についての説明を受けた。

新制度では、地域ニーズに基づいて市町村が事業計画を策定する。その中に私たちの意見を反映させ、公立教育・保育施設を直営の行政機関として位置づけさせることが課題となるため、各単組で@当局への要請A当局との意見交換会や学習会の実施B子ども子育て会議の労働者代表委員との連携C地方議会議員への要請の取り組みが提起された。

その後のグループ討議では、認定こども園の保育教諭(保育士資格と幼稚園教諭免許の併有)の資格についての質問や、制度内容が周知されないため不安が多いという意見が出された。

今後、自治労は、保育士の配置基準の見直しや処遇改善、放課後児童クラブ等の改善にむけて必要な予算を確保するため、地方議会での意見書採択と自治体への要請行動に取り組む。

模擬団交で実感

近畿地連青女協夏季セミナー

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7月26日から2日間、兵庫県神戸市立神戸セミナーハウスで近畿地連青年女性協議会が「2014四夏季セミナー」を開催した。全体43人、府本部から7人が参加した。

セミナーは労使交渉のノウハウがテーマ。長田和歌山県本部書記長及び藤本奈良県本部書記長より、団体交渉を行う際の留意点について講演を受けた。その後、グループに分かれ、与えられたテーマについて要求書を作成した。2日目は、前日に作成した要求書をもとに地連幹事が当局役となって模擬団体交渉を行った。交渉経験のない参加者も多く、始めは戸惑う様子もみられたが、各グループ緊張感のある模擬団交となった。最後に総括を行い、全日程を終了した。

若者の感動を友情を生む

連合近畿ブロックユースラリー

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2014年7月19日から3日間、第7回連合近畿ブロックユースラリーが兵庫県篠山市のユニトピア篠山で開催された。近畿2府4県の地方連合の若手組合員、約120人のうち府本部青年部3人、女性部2人が参加した。

主催者の友田実行委員長からあいさつがあり、ラリーがスタート。

3日間の活動は班で行動することで始まった。初めて出会った仲間と色々な課題に取り組むなかで職場における問題などを若手の視点から意見交換をし、これからの仕事に生かしていこうと活発な議論がされた。最終日には、このユースラリーで感じた事をテーマとし、班ごとに寸劇の発表を行った。

リレー報告

自治体議員連合幹事長 平井としき京都府議会議員

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自治労組合員及びご家族のみなさん、自治労きょうとをご覧のみなさんこんにちは。早いもので、みなさんのご支援をいただき府議会議員として活動を始めて4年目を迎えました。府議会では、建設交通、農商工労働・総務・環境常任委員会に所属し、この5月からは、文教常任委員会副委員長として活動しています。

この数年京都でも台風や豪雨災害などこれまで経験したことのない自然災害、痛ましい事故が増えてきています。

この様な時、真っ先に対応している自治体職員のみなさんの姿を思いながら、府議会において復興支援・安全対策について議論しています。また、地域の方や府民の声も伺うことで、通学路の安全対策としての信号機設置、使用者の立場になった府所有施設利用の改正などにも取り組みました。私は、議会で一貫して質問させていただいているテーマは「府内の均衡ある発展と住民の声を届ける政治の実現」です。これからも「げんき・やるき・としき」で頑張って参ります。

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