2014年9月15日号(第704号)

自治労大会で意見表明政策の前進求める

自治労大87回定期大会in別府市

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自治労全国大会が8月27日から28日にかけて、大分県別府市で行われた。大会には代議員803人のほか傍聴者合わせて3200人が参加した。

自治労本部は役員の任期に合わせ、2年間の方針提起を行う。今回の大会は中間年大会となり経過報告と当面の闘争方針案、予算案が提案された。また、安倍自民党政権の暴挙を阻止するための「新たな政治対応方針案」も提案された。

府本部からは7人の代議員と傍聴者30人が参加。岡本書記長が京都府本部を代表して本部方針に補強意見と政策実現に向けた具体的対応を求めた。

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意見の内容は「個人情報の流出により、犯罪や人権侵害が増えている。不当取得を防ぐために被害者通知制度や事前登録型本人通知制度の導入強化を。次に、安倍政権の暴走を止め、集団的自衛権の行使容認に反対するために連合内で一致した方針提起ができるよう奮闘していただきたい。最後に、公務員制度改革に関わるILOへの取り組みとして、労働基本権の回復に向けて国内外での積極的な取り組みを検討すべき。」

本部答弁は、府本部の意見を尊重したうえで、実行できことを検討したいと運動前進への表明がされた。

また、この大会で府本部高橋委員長が中央本部の監査委員に立候補し、圧倒的な信任を受けた。

本部提案はすべて可決され大会は無事終了した。

2015年度府本部方針を議論

府本部第79回定期大会

府本部は、9月27日(土)午後1時から、ラボール京都で第79回定期大会を開く。

2015年度運動方針案をはじめ、一般会計・特別会計予算案、当面の闘争方針案、などを提案する。

たたかいの指標と具体的取り組みとして、@新しい公務員制度の実現と生活改善の取り組み、A人員確保と時短・安全衛生など働きやすい職場づくり、B安定雇用の実現と公正なワークルールの確立、C組織強化・拡大の推進、D男女平等参画、E平和・人権闘争F確定闘争、G現業公企統一闘争などが中心となる。多くの代議員の参加をお願いする。

京都府中北部豪雨災害

ボランティアに協力

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8月15日から17日の記録的な豪雨によって福知山市中心部、綾部市、京都市右京区、亀岡市の京都府中北部の広域に被害があった。

災害で被災された組合員の皆様に心よりお見舞い申し上げる。

府本部は連合京都の要請により、救援ボランティアを派遣した。8月22日から24日の3日間、居住回りの土砂撤去・洗浄や生活道路の土砂崩れ箇所の復旧作業に述べ9人が協力した。

調理員・用務員の横のつながりを大切に

府本部現評給食・用務員部会が学習会

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府本部現評給食・用務員部会は、8月7日、久御山町中央公民館で、2014年度の学習会として調理実習を行った。メニューは、昨年の自治労大阪大会の出店企画「まいDO!」で好評を得た「京風すじ入りカレーうどん」。京都市学給労の橋本委員長を講師に味を再現し、各単組での今後の取り組みに活用できるよう企画した。6単組から23人が参加した。

参加者は4班に分かれて、京都市学給労のレシピを参考にしながら、各班で工夫し独自の味に仕上げた「カレーうどん」と、各班オリジナルの一品料理を調理。調理員の手際の良さに感動しながら、できあがった料理は参加者全員で食べ比べ、試食後、味付け等の意見交換を行った。

講師は、「同じ材料でも各班のアイデアで違った調理や味付けになる。これが料理の楽しさであり難しさでもあるが、私たち給食調理員は毎日同じ味に仕上げることが求められている。子どもたちに美味しい給食を届け続けよう」と話した。

最後に笹原部会長が、「各単組の調理員、用務員の横のつながりを大事にこれからも活動を」とまとめ、閉会した。

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