2017年6月15日号(第754号)

府本部第167回中央委員会

人勧期闘争勝利に向かって

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府本部は6月7日、第167回中央委員会を京都市中京区のこどもみらい館で開催した。2017人勧期闘争や退職手当の見直しに向けた取り組みなど、当面する闘争方針と中間決算を含む経過報告は、会場討論を経て、すべてが可決・承認された。また、ブロック協議会の役選に伴う府本部執行委員の選出が承認された。出席中央委員数は、21単組から42人で今回の女性参画率は30・95%となり、目標を上回った。

府本部を代表して高橋執行委員長は「春闘では中小零細組合の奮闘により大手を上回る率で賃上げを獲得している。また、非正規の賃上げ率も正規を上回っている。しかし、率も額も昨年を下回る厳しい状況であり、これからの人勧期闘争を進めていきたい。

一方、退職金の調査が行われ、国家公務員が民間給与を78万1千円(3・08%)上回るという厳しいものとなった。これをどのように対応していくか十分議論しながら取り組みを進めていく。

地公法及び地方自治法一部改正案が成立し、非常勤の処遇改善、同一価値労働同一賃金の取り組みを進めていかなければならない。これを契機にぜひとも非正規のみなさんの組織拡大をお願いする。

共謀罪は実行行為を伴わなくても話合いが罪に問え、罪に着せる危険な法律である。戦前の治安維持法にもつながる法律の廃案に向けた取り組みを連合に結集し、民進党とも連帯しながら進めていく」と訴えた。

辰川(自治労城陽市職)・川元(全国一般京都地協)両議長が選出され、議事が進行された。第2号議案では北部ブロック協・事務局長の松尾さんと南部ブロック協・事務局長の宿利さんが執行委員として選任された。また、今年は役員選挙が行われる。そのため第3号議案では2018年度―2019年度の執行委員の定数について決定した。

議案に対する質疑を受け、すべての議案が承認された。

最後に篠原副執行委員長が「府本部一丸となってみんなで課題を共有して取り組みを進めよう」と力強い団結ガンバローで閉会した。

会場発言・答弁

▼京都国保労組・西山中央委員

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非正規労働者の組合加入者が増え継続した取り組みを行っているが、加入してからのフォローなど全国での取り組み事例を教えていただきたい。

都道府県単位化について、社会保障制度検討委員会を中心に自治体職員の方と話をしていくなかで、京都府に対して労働強化とならない取り組みの道筋を進めていきたい。

国の規制改革会議の中で審査支払機関に国保と社保がありブロック単位化がどのように進められるのか社保労連との意見交換の機会をお願いする。

▼府本部答弁・岡本書記長

非正規労働者の取り組みについて、自治労ネットの配信や冊子があり、教宣も含めて利用をお願いする。

都道府県化について、社会保障検討委員会の中で自治体との連携を追及していきたい。

社保労連との連絡は可能であるため、意見交換の機会を設定したい。

第8回パワーアップセミナー

格差是正には就業実態の把握を

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JI‐UP京都は5月27日、第8回パワーアップセミナーを職員会館かもがわで開き、10単組30人が参加した。

冒頭、小檜山議長が「労働法制を学習して単組のパワーアップを」とあいさつ。続いて高橋府本部委員長から激励を受けた。

講演は、同志社大学社会学部准教授の寺井基博氏から「働き方改革の行方と課題」と題して、同一労働同一賃金の原則を中心に説明を受けた。

「政府の実行計画には、正規と非正規の不合理な待遇差の是正を求める労働者が裁判で争えるガイドラインが示されたが、欧米とは異なる日本的働き方については具体的に検討されていない」、「職務給の欧米とは違い、属人給の日本では、個人のPDCAによって組織の利益を守る規範が形成されている。正規と非正規の格差是正には、就業実態を把握する方法の確立が重要である」と提言された。

次に、全労済自治労共済府支部の乾事務局長が各種制度を紹介。民間保険からマイカー共済への切り替えメリットを強調し、各単組での取り組みを呼びかけた。

青年女性憲法フォーラム

自民党の憲法改正案は国民を縛るもの

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5月2〜3日、2017自治労青年女性憲法フォーラムが東京・自治労会館で開催され、府本部女性部の梶村副部長が参加した。

1日目、戦争させない一〇〇〇人委員会事務局長代行・日本体育大学教授の清水雅彦さんの『憲法「改正」の内容・狙いと共謀罪』の講演を受けた。

清水さんは「自民党の憲法改正案の基本思想は復古主義的改憲論の復活であり新自由主義的改憲論の挿入」と「憲法前文については、大幅な簡素化と豊かな構想の否定をしており、戦争の反省と平和的生存権を削除している」をその特徴として挙げた。また「強力な権力を持つ国家を縛る現行憲法を、饒舌な国家意識と『近代』(公と私、法と道徳の区別)という価値観の否定をし、国民を縛るものへの変更である」と昨今成立した具体的な法律を例に挙げ述べた。次の分散会では各県・単組の取組状況と意見交換が行われた。

憲法記念日の2日目は、秋田県と愛知県本からたたかいの報告がありその後、街頭でティッシュ配布や「共謀罪」法案反対の署名活動を行った。

最後に「5・3憲法集会」に参加し、施行七十年を迎える現行憲法について「いいね!」の立場で全国の仲間と連帯した。

府本部第39回スポーツ大会

優勝は福知山市職連

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府本部は6月10日、八幡市民スポーツ公園グラウンドで第39回府本部スポーツ大会軟式野球の部の決勝戦を行った。

対戦は、1回戦で強豪八幡市職労に勝利した京都交通労組VS昨年準優勝の福知山市職連。

1回裏、京交先発投手の立ち上がりを攻めた福知山市職連がエラーと3安打で3点を先制。福知山は5回裏にもエラー絡みで2点を追加した。京交は6回に2死1・2塁からライト線に強烈な安打で1点を返すも2塁でタッチアウト。7回も1死2・3塁のチャンスを活かせず勝負あり。

福知山市職連が9年ぶりの優勝を果たし7月31日から大阪で開催される地連大会への出場を決めた。

福知山市職連の横山監督は「久しぶりの地連大会出場。開催地枠で出場した2014年は3位になった。今回は京都代表としてがんばりたい」と意気込みを話した。

チーム名 1 2 3 4 5 6 7
京都交通労組 0 0 0 0 0 1 0 1
福知山市職連 3 0 0 0 2 0 X 5

 

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