2006年6月15日号(第529号)

人勧期闘争の推進を決定〜自治労第132回中央委員会〜

第21回参議院比例代表選挙、相原久美子さんが組織内候補に

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自治労本部は、新潟県長岡市で5月25日から26日にかけて第132回中央委員会を開いた。今回の重要課題は、人勧期闘争の推進と第21回参議院選挙への産別組織内候補の決定。多くの意見が出され、白熱した議論の後、全議案が圧倒的多数で可決された。

長岡市といえば、山古志村をはじめとする豪雨・地震・豪雪の自然災害に被災した所。会場入口にも多くのパネル展示があり、その被害の大きさを改めて実感することとなった。5月の長岡市内はその形跡は見られなかったが、山古志村へ向かう道は、あちこちにがけ崩れの跡や道路工事があり、村へは一般の人は入れない。少しでも復興の手助けになればと、この場所での開催となった。

中央委員会は、経過報告の後、当面の闘争方針、参議院議員選挙闘争の推進のほか、予算執行状況など全7議案が提案、質疑され、すべて圧倒的多数で可決された。質疑の内容は本部機関紙「じちろう」第1877号に詳しく掲載されている。

特に、第2号議案の第21回参議院議員選挙については、自治労組織局次長の相原久美子(あいはら・くみこ)さんを組織内協力候補に決定した。

参議院議員選挙は産別(※1)代表として労働者の代表を国会に送り出す大きな意味を持つものとして位置付けられている。しかし、前回は自治労全体で167818票となり、連合8候補のうち7番目に終わった。京都でも2356票と、組合員の33%しか獲得できず、選挙の難しさを痛感した。

非拘束名簿方式(※2)の個人名を記入する制度を全体的に浸透させ、次の選挙(来年7月予定)では、組合員全員が自治労の代表・私たちの代表「相原久美子(あいはら・くみこ)」さんを応援できるよう府本部も全力で取り組む。

(※1)産別=産業別労働組合の略称で、連合は前回の参院選では産別代表として

  1. 自治労
  2. 電機連合
  3. UIゼンセン同盟
  4. 情報労連
  5. 自動車総連
  6. 電力総連
  7. JAM
  8. 日教組

から8名を擁立し闘った。

(※2)非拘束名簿方式=参議院比例区選挙の特徴となるこの制度は、候補者名でも政党名でもどちらでも票は有効となる。しかし、個人名を記入しないと直接本人の票にはならない。

官民比較方法の見直し反対

公務員連絡会、人事院に要求書提出

公務員連絡会は6月7日、人事院内で谷人事院総裁と交渉をもち、「2006年人事院勧告に関わる要求」を提出した。これにより、本年の人勧期の取り組みが正式にスタートした。

要求提出に当たって、冒頭、丸山議長は、本年の給与勧告において、給与水準の引下げにつながる拙速な企業規模等の見直しを行うことについては、あくまで反対であると強く申し入れた。続いて本年の人勧期の要求で、

  1. 拙速な企業規模等の官民比較方法の基本的な枠組みに関わる見直しを行わないこと、
  2. 本年の民間相場を正確に反映させ、公務員労働者の給与水準を維持・改善する勧告を行うこと、

などを最重点課題として求めた。また、育児・介護を行う短時間勤務制度をはじめ勤務時間に関わる諸課題の抜本的な解決も本年の勧告時の大きな課題であり、実現に向けて努力してもらいたいと述べた。

これに対して谷総裁は「要求は承った。今後、本年の給与勧告に向けて、各課題について引き続き公務員連絡会の意見も十分聞きながら検討を進めていきたい。民調については、現在、小規模企業を含め調査を実施している。比較対象企業規模を含め、官民比較方法のあり方については、学者、有識者からなる研究会等の場を設けて検討して頂いているところであり、その検討状況を踏まえ、公務員連絡会の意見も十分聞きながら検討を進めていきたい」と、今後、十分交渉・協議を積み上げていくことに同意した。

鴨川クリーン・キャンペーンを実施

現評、3年ぶりの環境アクション

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府本部現業評議会は5月27日、「環境アクション・2006鴨川クリーン・キャンペーン」を実施した。参加した組合員と家族120人は、賀茂大橋から御池大橋までの両岸で清掃活動を行い、市民へ現評活動をアピールした。

当日はどんよりした天候のもと、決行を判断。午前9時からの開会式には、木村府本部委員長をはじめ、福山哲郎参議院議員、松井孝治参議院議員秘書、小林昭朗京都市議会議員、さらに来春の統一地方選に新人で挑戦する自治労組織内京都市会議員候補の平井としき氏も出席、激励を受けた。

清掃活動は、全員が火バサミやごみ袋を手に鴨川両岸に分かれて1時間余り汗を流した。無事、終了地点の御池大橋に全員到着した後、流れ解散とした。2年続きの雨天中止を避けられ、役員一同は胸をなで下ろしており、来年は快晴のもとで実施したいという声も聞かれた。

真剣勝負を展開〜囲碁将棋大会〜

各級優勝者が近畿大会へ

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府本部は5月20日、第9回囲碁・将棋大会をラボール京都会議室で開催、13人が参加した。

対局は囲碁、将棋の各級の総当り戦で行い、参加者は真剣な表情で指す手に力が入っていた。各級の優勝者は、7月15日に行われる近畿地連大会で京都代表チームとして出場する。近畿大会に出場が決まった参加者は「みんなで頑張って、ぜひ京都に優勝カップを持って帰りたい」と意欲を示した。

ウェルカムパーティで歓迎

自治労京都市職、新規組合員の獲得へ

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自治労京都市職は5月24日、今年度の新規採用者を対象に歓迎レセプションをウェスティン都ホテルで開いた。

午後6時から始まった組合説明会では、高橋書記長が労働組合の必要性と存在意義について講演し、武田青年部長と平井女性部長からは、組合活動の面白さや以外と楽しんでもらえる企画などに積極的に取り組んでいることが報告された。

説明会の後に催されたウェルカムパーティには約70人の新規採用者が参加。ウェルカム委員長が「久しぶりに出会う仲間と楽しいひとときを過ごしてください」とあいさつし、お待ちかねの宴が盛大に始まった。

パーティの目玉は恒例のビンゴ大会。景品のラインナップには相変わらず品薄だとされるニンテンドーDSをはじめ、ペアのお食事券やデジタルオーディオプレイヤーなどが数多くそろえられた。ビンゴカードを握る手にも自然と力が入る参加者らは、数字が発表されるたびに一喜一憂していた。

自治労京都市職では、今後も新規組合員の獲得に向けた取り組みを強化していく。

ごみの山で生計たてる子どもたち〜教育基本法改正〜

ボーン・ポォンの会 カンボジアツアー報告(3)

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[3月7日]子どもの家の学生ら200人のビンゴ大会。木村団長がカードを引くたびに、一喜一憂の歓声。今まで訪問団が行ったイベントの中で一番盛り上がったそうだ。

ゲーム終了後、二班に分かれて活動。一班は国際婦人デー事業に来賓として参加。二班はプノンペン市内の視察に出発。ツールスレン収容所・ペン婦人の丘・ロシアンマーケットなどを見学した。

この日の最後は、子どもの家の職員、学生、教育省の事務次官など総勢270人の夕食会。現地の音楽にあわせたダンスを楽しんだ。

[3月8日]スラム街で活動するNGOを視察。いたるところで煙が立つごみの山で、資源ごみを集める子どもたち。来年、日本の援助でごみ処理場が建設されると生計を立てるすべがなくなってしまうそうだ。

その後、ホテルに戻り帰路へ。バンコクで乗り継ぎ、3月9日に関空到着。検疫事務所で4人が申告、検査を受けたが、結果は異常なし。

*団員からのプレゼント*

次の質問にお答えいただいた方の中から、13人の方に、写真の賞品をプレゼントします。(賞品の指定はできません)

〈問〉今回のスタディツアーを実施したボランティア団体の名称は「ボーン・○ォンの会」。

○の中に当てはまる文字をお答えください。

【応募方法】

  1. 答え
  2. 名前
  3. 単組・支部名
  4. 送付先住所

を記入のうえ、ファックスで応募してください。FAX075-231-4918。締め切りは7月14日(金)。

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