自治労京都府本部は2月14日にラボール京都で第70回の臨時大会を開催した。通常この時期は中央委員会で春闘方針および当面の闘争方針を確認するが、今回は規約改正と役員選挙を行う必要があり、臨時大会とした。第一号議案の07春闘は企業業績が最高益を更新し労働者への分配率を改善させる闘いが展開される。府本部は、自治労中央や連合京都の方針を積極的に推進する方針を提起した。
具体的には全ての単組で要求書を提出し、自治体単組は3月5日から8日を「対自治体統一行動ゾーン」として3月9日に29分の時間内食い込み集会を配置する。全国統一行動日には職場集会を開催し情報の共有化を図る。また、女性役員が責任と権限を分担するようにも提起した。
当面の闘争方針では、統一自治体選挙と参議院選挙の更なる意思統一、労働時間の短縮をめざし、労働安全衛生の確立で職場環境の改善を求める。組織課題としては臨職非常勤の連携強化と、成果のあった木津川市合併対策を進める。公共サービスキャンペンは公務労協を中心に展開し、公契約条例の推進、市場化テスト対策、指定管理者制度対策の取り組みを行う。
その他、男女平等産別闘争や社会保障制度の確立、平和・人権闘争の推進など7月までの方針と第2号議案で規約改正を提案した。会場からは5名の質問や意見が出されたがすべての議案が可決された。
当日は、参議院議員比例区候補「あいはらくみこ」さんが来賓として訪れ、日ごろの活動への激励と参議院選挙に向けての決意を述べた。
3月12日の「木津川市」誕生を目前にした2月24日、木津町職・加茂町職・山城町職の3職員組合が「合同協定書調印式」を行ない、新生・木津川市職の発足へ正式なスタートを切った。この後、3町職は3月17日に結成大会を開き合同する。自治労連加盟だった加茂町職が自治労の仲間となるこの単組合同は、府本部の組織拡大の取り組みにおいて大きな意味を持つものとなった。
調印式は木津町中央公民館で午前9時30分から開かれた。主催者として木津町職駒委員長あいさつ、府本部木村委員長から来賓あいさつを受けた後、調印を行なった。参加者全員が見守る中、府本部木村委員長を立会人として、三単組の委員長が緊張した面持ちで合同協定書に調印。協定の成立を全員が祝った。
調印後は、3単組委員長から決意表明。山積する課題にともに立ち向かう決意と、新組合への期待が述べられた。
式典終了後は引き続き、府本部町村評が企画した初の「合同学習会」。講師に自治労堺市職の江守委員長を招き「市町村合併に伴う単組合同から新組合の結成、新組合の課題とその解決」をテーマとした講演を受けた。
府本部は2月19日、京都府山田啓二知事あての「2007年春季生活闘争にかかる要求書」を、石野茂・京都府地方課長に提出した。
10項目にわたる要求書の主な内容は、
他に、男女労働者の両立支援策の拡充、男女間賃金格差の是正、労働時間短縮、公契約基本条例の制定、臨時・非常勤職員の待遇改善などの内容とした。
府本部(女性ネットワーク)は、「女性政治学習会」を2月14日、ぱるるプラザ京都で開き、女性組合員30人が参加した。会場には府本部臨時大会のため京都入りしていた参院選の自治労組織内候補、あいはらくみこさんも激励にかけつけ、「政治を変え、男女平等の実現へむけいっしょにがんばりましょう」と檄を送った。
学習会では、講師に五百蔵洋一弁護士を迎え「労働組合の選挙・政治活動」をテーマに違反のない活動のノウハウを学んだ。ハイテク捜査の実態や、選挙活動の定義、さらに「選挙とカネ」のかかわりなどの内容を紹介し「何でもオープンにできる活動こそ無違反のカギ」と締め括られた。
最後にあいはらくみこさんが登壇。あいさつをうけた後、女性ネットワークから寄せ書きを手渡し、ともに勝利をめざそうと激励した。