自治労は8月28日から31日まで岩手県滝沢村「岩手産業文化センターアピオ」で第79回定期大会を開催する。この大会は2008年度から2009年度の2年間の運動方針を決定する。また役員選挙を実施、新執行部が誕生する。
運動方針の特徴は、公共サービスと自治体を取り巻く情勢として社会保険庁の年金記録漏れについて、職員側からの積極的な改善策を講じてこなかった反省に立脚できるかどうか。また、臨時・非常勤職員の任用と実態が乖離する状況を改善するために任期付短時間勤務職員制度の活用を求めること。安倍政権が進めようとする憲法改正に歯止めをかけ、男女平等社会の実現とワークライフバランス(仕事と生活の調和)を確立すること。
賃金闘争では、同一価値労働・同一賃金の原則に基づく公正な労働と分配をめざし、地域給与・給与制度見直しについて制度完成の2010年を視野に入れた到達闘争の再構築・活性化を図る。
地公3単産(都市交・全水道・自治労)の組織統合に向けた連合体(地域公共サービス労働組合連合=略称:地域公共連合)の発足が第2号議案として提案され、2010年の完全統合に向けた協議が本格化する。
府本部からは、代議員選挙で信任された7名の代議員を筆頭に傍聴者約60名が参加する。
公務員連絡会は7月31日、07人勧期最大の山場となる第2次中央行動を日比谷野音で開催し、全国から3,000人の仲間が結集した。京都府本部からは10人が参加した。
中央集会で公務員連絡会福田議長は「参院選は政権交代の第一歩となった。引き続き公共サービスキャンペーンを展開していこう。勧告は六年ぶり引上げといわれているが、要求実現へ最後まで闘い抜こう」とあいさつした。
その後、参加者は人事院前の交渉支援と霞ケ関へのデモ隊に分かれて行動。「賃金引上げを勧告しろ」「一時金を改善しろ」などのシュプレヒコールを繰り返した。人事院交渉で公務員連絡会は「本俸、一時金とも公務員に元気が出る改善勧告としていただきたい」と求めた。最後に日比谷野音に結集、報告集会を行ない中央行動を終了した。
府本部は、第71回定期大会を9月27日(木)午後1時30分から京都市中京区のウイングス京都で開催する。
運動の基調を踏まえ、2008年度の方針案や予算案、確定闘争を中心とする当面の闘争方針案を提案する。また、諸報告および決算・監査報告が行われる。府本部でも2年任期の役員選挙が行われ、08〜09年度の新執行部が誕生する。
今大会は、午後1時30分からの半日の日程とする。議案提案を簡潔にし、会場からの発言時間を確保している。各単組代議員からの積極的な発言をお願いする。「運動方針」の議案書配布は2週間前の9月13日、当面闘や予算など「その2」は当日配付となる。
7月30日から8月1日にかけて、自治労第50回学校集会が、石川県金沢市・石川厚生年金会館で開催された。会議には、全国の学校用務員や給食調理員など約1,050人が参加した。府本部現評からは8人が参加した。
集会1日めは、本多現業評議会議長らのあいさつに続き、南部現業局次長より基調提起が行われた。つづいて、高知県南国市における食育の取り組みのDVD上映や、京都市教育長の門川大作さんの講演「市民ぐるみですすめる京都市の教育改革〜一人一人の子供を徹底的に大切に・先人に学び、創造し、次代を拓く〜」が行われた。
集会2日めは、労働安全衛生、防犯など、テーマ別に11の分科会が開催され、活発な意見交換を展開。
最終日は、全国の単組からの取り組み報告と分科会報告などが行われ、3日間にわたる全日程を終了した。
第29回自治労スポーツ大会近畿地連大会が8月7日、奈良県立橿原公苑他で開かれた。軟式野球の部には、各県から代表の8チームが出場した。京都府本部からは7月7日の代表決定戦を勝ち抜いた福知山市職連チームが出場、1回戦で和歌山県本部代表の田辺市職と対戦した。結果は、惜しくも敗れたが力一杯の試合を展開し、拍手を浴びていた。
福知山と田辺の対戦は、県立橿原公苑の野球場で、午後0時30分開始。1回に1点を先取、さらに3回に1点と、じりじりと得点を重ね5回までリードした福知山だったが、6回、7回に田辺の打線が火を噴き、大量得点を許し、時間制限の中、3対9という結果となった。
地連大会は、来年度、京都府で開催される。府本部は、会場への受け入れ任務はもちろん、競技参加の面でも多数のチーム出場を得て、各県を歓迎できるよう各単組へ呼びかけていく。