2007年10月1日号(第560号)

府本部第71回定期大会が成功

2008年度運動方針・予算を確立

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府本部は第71回定期大会を9月27日、中京区・ウィングス京都イベント・ホールで開催した。議事では2008年度運動方針と、確定闘争をはじめとした当面の闘争方針などを決定。また2008/2009年度を担う役員体制について、役員選挙が行なわれた。代議員定数169人に対し出席代議員は23単組から102人、女性参画率は26.47%だった。また、運営面で初の試みとして、午後の時間帯での開会とした。大会は午後1時30分に開会。冒頭、京都市学給労の田和代議員と木津川市職の今中代議員を議長に選出。府本部木村幹雄執行委員長の主催者あいさつ、8人の来賓からの連帯あいさつを受けたのち、議事に入った。

議事は一般経過報告、会計決算報告、会計監査報告の諸報告と討論・承認ののち、議案討議に入った。第1号「2008年度運動方針案」、第2号「一般会計・特別会計予算案」、第3号「当面の闘争方針案」、第4号「府本部臨時執行委員等の選任について」、第5号「府本部救援委員の承認について」の全議案が代議員の圧倒的多数の賛成により、原案どおり可決された。

決定された08年度運動方針は、論点を@労働者の幸福、公正・公平・社会正義をめざす「労働組合の役割」と、A「目的の共有、市民との協働」のふたつに定めた内容。

総合的観点に立った賃金闘争の推進など生活改善のたたかいをはじめとし「雇用確保・公正労働基準と労働基本権の確立」「分権自治の確立と効果的で質の高い公共サービス」「男女平等社会の実現」「平和・人権の創造と民主主義の強化」「組織の強化と地域公共サービス産別の確立」の取り組みなどを提起。地公三単産の組織統合の取り組みや、京都市長選など政治・政策闘争でも課題を示し、1年間の運動の柱を確立した。

2008・2009役員選挙を執行

新執行部体制がスタート

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府本部第71回定期大会で、2008/2009年度役員選挙が執行され、執行委員長1名、副執行委員長3名、書記長1名、書記次長1名の4役をはじめ、執行委員17名、会計監査3名が選出された。選出された4役は次のとおり。

  • 執行委員長…木村幹雄(自治労京都市職・再任)
  • 副執行委員長…橋元信一(自治労京都市職・新任)乾眞治(自治労京都市職・再任)村上佳生(京田辺市職・再任)
  • 書記長…谷口富士夫(城南衛管労組・再任)
  • 書記次長…岡本哲也(自治労京都市職・再任)

定期大会・木村執行委員長あいさつ

京都市長選・そして地公3単産統合で奮闘を

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定期大会を開催するに当たり、府本部を代表して一言ご挨拶申し上げる。

まず冒頭にこの7月に行われた参議院選で「あいはらくみこ」へ、非常に力強いご支援をいただき心から感謝とお礼を申し上げる。

自治労が統一地方選挙で組織内議員を2名から4名へと倍増させ、「あいはら」をトップ当選させたのは、まさに地方自治への危機感が皆さんの力を結集させたからだ。 危機意識を持ち、この1年、京都の地で自治労運動を進めて行く。

日本の政治は参議院での与野党逆転など歴史的な転換点を迎えており、安倍首相の辞任とそれに続く福田内閣の誕生とめまぐるしく動いている。小泉、安倍内閣と続いた市場万能主義、格差社会に代わり、持続可能な「労働を中心とする福祉型社会」を創出するために、来たる総選挙で政権交代実現にむけた準備を直ちに始めなければならない。来年2月の京都市長選挙はじめ重要な首長選挙が続く。府本部は「質の高い公共サービス」を基本に当該単組と協力して地方分権の推進と確立を求めて取り組んで行く。

こうした中、2010年秋に地方組織統合予定の地公3単産から、京交の瀬戸委員長、京水労の松田委員長にもご臨席いただいている。この大会は、中央レベルで、連合の定期大会において自治労の名前が消え「地域公共サービス労働組合連合会」として新たな産別が生まれる、歴史的な年の大会だ。社会を変えるために私たち自身が変わらなければならない。

一方「自治労共済事業」と、「自治研活動」にもより一層、力を入れていかなければならない。そのためにも、積極的な討論によって、本大会を実りあるものにしていただくようお願いする。

資質向上で、条件改善を

府南部・学童学習交流会

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今回で4年目となる府南部・学童保育学習交流会を9月16日、宇治市内で開いた。貴重な連休中にも関わらず、他市からも多くの学習意欲あふれる参加者を集め、65人が結集。労働条件の向上にむけ、資質を高めようとの意志が感じられた。また、開会にあたり、来賓の山井和則衆議院議員をはじめ、多くの市会議員に臨席いただき、励ましの言葉が寄せられた。

学習会・午前の部では、宇治学保労組が日々、研さんしている成果を発表することができた。日々の保育・労働条件についてのディスカッションでは、仲間同士の意見交換・アドバイス・ストレス解消などの内容に参加者の評判も上々で、参加者同士の交流の輪を拡げることができた。

午後からは、おにつかるみ先生により、実践に即した講義が。「明日からでも実践に役立てよう」と感じることができ、悩んでいた事例への道しるべとなる、わかりやすい貴重な講義を聴くことができ、有意義な1日となった。これを機会として、ますます組合員一丸となり、資質向上と労働条件の改善をめざし前進していきたい。

(宇治学保労組・井内)

今年は府南部コースで、自治体要請行動。

府本部環境キャラバン2007

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府本部は、環境行動「07アースデイ」のひとつ、「環境キャラバン」を10月19日に実施する。

環境キャラバンは、今年で4回めの実施。府本部役員・組合員が、環境にやさしい自転車に乗り、府内の自治体を訪問。地球温暖化防止の施策実施を訴え続けてきた。

今年のコースは、府南部の自治体への訪問を予定。順に向日市・長岡京市・大山崎町・宇治田原町・和束町・笠置町・南山城村・木津川市・精華町の九自治体へ向け、走者10人前後でキャラバン隊を編成。全ての自治体へ要請書を手渡していく。自治労に未加盟の自治体も対象だ。連合や、受け入れから伴走までを含めた地元議員の協力を受ける。走行は約60キロとなる。

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