府本部は、9月27日(土)、第72回定期大会を午後1時30分から左京区・みやこめっせ第1展示場で開く。この大会では、今後1年の運動方針、予算をはじめとする議案討議、さらに役員選挙を行ない、新しいリーダーを選出する大切な大会だ。各単組での活発な事前討議と大会代議員の参加をお願いする。
今大会では、一般経過報告・会計報告を経て、執行部が提案する議案は、「09年度運動方針(案)」「09年度一般会計・特別会計予算(案)」「当面の闘争方針(案)」など。
運動方針の議案では冒頭、「運動の基調・論点」として、現在の情勢の分析と取り組むべき運動課題をコンパクトに提案している。
「労働組合の役割」では、公務員制度改革で5年後に協約締結権が自治体労組に付与される見通しとなったことを受けた提起をしている。憲法・労組法で保障された「労使対等」の立場と、その実現のため求められる「交渉能力」を組合員全員参加で組み立てることが私たちの課題であることを提起し、さらに「市民との協働」「人員確保と人材育成の重要性」の各項目で論点を整理した。
たたかいの指標と具体的取り組みでは、賃金闘争、組織強化・拡大、男女平等社会の実現、など15項目の運動課題別に提案している。
当面の闘争方針では、10月から来年3月までのたたかいの内容を討議する。中心となる課題は、賃金確定闘争と、臨時・非常勤職員の待遇改善、現業・公企統一闘争の推進、さらには総選挙のたたかいなども提案する。
一方、予算編成に当たっては、厳しい状況を考慮して引き続き抑制に努力しながら、20周年事業と組織拡大の取り組みを強化する。さらに、府本部の規約・規程を提案する。
また、木村幹雄執行委員長が連合京都会長に専任となるため、役員選挙を執行する。
なお、今大会は土曜日開催で、日程は午後のみとなる。
9月1日、福田総理の「投げ出し」辞任により、解散・総選挙の年内実施への流れが急加速している。2年続きの突然の辞任騒動は、自民党長期政権が限界に達していることを露呈している。小泉構造改革政権以降、格差の拡大・貧困など日本社会全体のひずみがますます進行し、国民生活の痛みや不安が増大している。住民の生命を守るべき公共サービスの現場の破壊が進行し、私たちの職場を脅かし続けている。
連合・自治労は全国で早期解散を求め、民主党を中心とした勢力による政権交代をめざす取り組みを続けてきた。このような情勢のもと、府本部はすでに京都府の6小選挙区のうち、4選挙区について推薦候補を決定。1区と5区の推薦候補は決定次第、速やかにお知らせする。府本部は闘争本部を設置して、推薦候補の勝利をめざし力一杯取り組むことを決めている。全ての組合員のご理解とご奮闘をお願いする。