2009年4月1日号(第596号)

いよいよ春本番、行動参加でゲンキにいこう

2009年春の府本部行動ダイジェスト

いよいよ春本番。これから夏にかけ、思いっきりカラダを動かしたくなるこの季節、府本部は様々な企画を用意して、組合員のみなさんに参加をよびかけている。テーマも祭りあり、スポーツあり、音楽・環境問題など、盛り沢山。ぜひ、会場でお会いしましょう。

第80回京都中央メーデー

第80回京都中央メーデーが4月26日(日)開かれる。会場は昨年に続き、京都府立植物園(京都市左京区)。規模は2万人、うち自治労は1,700人参加を予定している。雨天決行。

式典は、午前9時開会。園内の「大芝生地」を会場とする。引き続き、大抽選会が実施され、旅行券や、各産別が提供する賞品、さらに植物園近辺の北大路・北山の商店街で使える「地域振興券」などが当たる。新緑の季節、家族連れなど多数の参加ではたらくものの祭を盛り上げよう。

府本部アースデイコンサート

京響メンバーによる上質な音楽とワインで、「極上の宵」として好評の府本部「アースデイ・コンサート」(有料)を今年も開催する。4月21日(火)午後6時15分開会、会場はホテルセントノーム京都(京都市南区)。

府本部の運動の柱のひとつ、環境行動を通年で展開していく。このコンサートはそのオープニングとして開催する。メインとなる音楽は例年、ヴァイオリン・チェロなどのクラシックを中心とした編成。さらに大地の恵み・ワインを賞味する企画や、環境クイズなどを行なう。間もなく参加受付を開始する。

府本部ガーデニング教室

メーデー参加のあとは、会場内で環境・園芸の学習を…府本部は「アースデイ・ガーデニング教室」を4月26日、植物園で開く。定員は30人(先着順)。雨天決行。

内容は、専門家ボランティアによる説明を受けながらの園内散策(環境と園芸の学習)。「植物の博物館」「生きた植物財産」として生態系を形作る植物園を改めて知り、地球環境への関心を高めようと企画した。参加費は1人500円(季節の鉢植え付)。午後1時集合、午後2時半解散。事前申し込みが必要。単組を通じて府本部へ申し込む。

府本部スポーツ大会

さわやかな汗をともに流して、交流を深めよう…府本部は第31回自治労スポーツ大会府大会の日程・会場などを決定した。また、フットサル大会を初めて開催する。フットサルは5月9日(土)、京田辺市田辺公園が会場。

まず男子軟式野球は、第1日予選を6月6日(土)、第2日準決勝・決勝を6月13日(土)に開催(予備日20日)。会場は、田辺公園グランドなど京田辺市内の3つの野球場。女子バレーボールは6月6日(土)、田辺中央体育館。いずれも現在、参加募集中。多数のエントリーをいただくようお願いする。

なお、野球・バレーについては、8月に和歌山県で開かれる同大会近畿大会への出場権をかけた試合となる。

5月、府本部は「組織対策月間」

組織集会など開催

多くの競合単組が加盟するなか、組織拡大を活動の柱としている府本部。今年5月を「組織対策月間」として、各種の取り組みを展開していく。

フットサル大会や新入組合員歓迎集会など、5月に開く各種行事に組織拡大への工夫を盛り込むなど、運動の前進をめざす。

その取り組みの核となるのは、5月22日から2日間、京都市内で開く府本部「組織集会」。単組で組織拡大を担う人材の養成を主眼として、自治労本部や近隣県本部から招いた講師から実際の活動方法を学ぶ。

新採組織化のカギとは

4月・オルグ活動の展開にあたり

多くの職場が新規採用者を迎える4月。採用者数自体が減少し続ける中、組合活動のバロメーターと言われる組織率は低下し続けている。また、共産党・自治労連との競合組織では「選ばれる」組合としてのアピール力が問われ続けている。自治労全体の、新規採用者の組織化率は、現在約6割と、まさにレッド・ゾーン。組織化のカギが求められている。

新規採用者の労働組合への意識は「否定的ではないが自ら参加することには消極的」(連合調査・35歳以下組合員対象)との傾向があると指摘されている。自身の組合加入についても、自ら積極的にというより、「職場の先輩が入っていたから」など、消極的な動機が多いという。このことから、単組執行部はこの時期に限らず、各職場に対して通年的な状況把握が必要と言えそうだ。また、先輩の親身な接し方がカギとなっている実態から、職場青年組合員へのサポートが必要。さらに、全国の仲間の助け合い「自治労共済」でのアプローチもぜひ実施してほしい。

いっぽう、若者の話し言葉を使い、ユーモアのある記述を取り入れるなどユニークな内容で評価の高い新規採用者向けパンフレットが、自治労京都市職の「労働組合の正体」(写真(左))。ご一読をお勧めする。また、自治労本部もマンガなどを取り入れた「What 's自治労」など気軽に読める組合入門書を用意している。これら、新しい感覚の新規採用者向け資料に学び、活用することもカギとなる。

官製ワーキング・プアの声とどけ

3.14中央集会に参加して

【宇治学保労組発】

臨時・非常勤職員の雇用安定・処遇改善を求める公務員連絡会地公部会3.14全国集会に参加した。

自治体に働く臨時・非常勤職員の実態調査で、全国の自治体に働く臨時・非常勤職員数は50万人を超えているといわれている。その職種は一般事務、保育士、教員・講師、公営交通や、水道などの技能労務職員と様々だ。行政改革の名のもとに、安価な労働力として増え続け、市町村職員においては、約35万人、市町村職員の約25%が臨時・非常勤職員で占められている。

業務内容や、責任は常勤職員と同じものを求められ、処遇については、継続雇用ではないので、賃金・労働条件を変える必要はないといわれている。経験年数に応じた昇給なし、年収200万円程度、いつ首を切られるか分からない不安を抱えて仕事をしているが、組合として組織化している所も少なく、政治の世界へ声が届きにくい状況。

年越し派遣村に見えた雇用不安、雇い止め、失業は民間企業の派遣社員の実態を表すものの、公務職場で働く「官製ワーキングプア」と言われる臨時・非常勤職員の実態は表面化されていない。その声を届けようと取り組んでいる相原久美子衆議院議員、横光克彦衆議院議員の国会動向報告や、毎日新聞社論説委員人羅格さんの「自治体の非正規雇用はどう動くか」の講演や各部会での実態などを聴き、組織化し各組合で声を上げ続ける大切さを認識した。

臨時・非常勤職員の雇用安定と均等待遇実現に向けて産別の枠を越え、より「大きな声」になるよう運動を進めることを決意し集会参加を終えた。

デンマーク大使と都大路をサイクリング

COP15宣伝のため京都で環境行動。参加を 5月31日

地球温暖化防止の象徴的な取り決め、「京都議定書」。京都で1997年に開かれたCOP3から12年めの今年12月、デンマークのコペンハーゲンで、最終となるCOP15が開かれる。この成功にむけ、デンマーク駐日大使が今年5月に、全国九都市で「サイクリング・ツアー」を主催する。各地の一般市民とともに自転車に乗り、温暖化防止への両国の連携を宣伝する環境行動だ。京都でのツアーは最終日、5月31日(日)に実施。サイクリストはもちろんのこと、誰でも参加可能なこのツアー。環境問題へのメッセージを、自転車とともに京都から世界に伝えよう。なお、この行動は、京都府・京都市が後援する。

当日のメイン会場は京都市役所前広場。デンマーク情勢や、温暖化防止に関する展示やイベントなどを企画中だ。また、京都市内に4つのサイクリングコースを設定し、ここを走りデモンストレーションとする。駐日大使、フランツ=ミカエル・スキョル・メルビンさん(写真)は国立京都国際会館から京都市役所までのコースを走る予定。現在、ツアー全体の詳細の詰めが行なわれている。

参加者を現在募集中。参加は有料で、高校生以上2,000円、小中学生1,000円。参加者にはツアー当日のユニフォームとなるオリジナルTシャツなどを進呈。申し込みは、日本サイクリング協会のホームページから可能。電話の場合は、0570-037-846まで。

府本部書記局からお知らせ

始業時刻が8時45分に

府本部は書記局の開局時刻を4月1日から変更します。業務開始を、これまでの9時00分から15分早めて、8時45分からとします。

なお、業務終了はこれまで通り午後5時30分です。ご周知いただきますようよろしくお願いします。

また、自治労共済京都府支部の事務局長について、4月1日から乾眞治さんへ交代します。共済担当者へのご周知をお願いします。

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