府本部の環境行動「09アースデイ」が、4月21日に開いた「アースデイ・コンサート」で幕を開けた。メーデーの後にはガーデニング教室も開催した。府本部は、今年も創意工夫をこらし、環境行動を推進する。
今年は、COP15がデンマークのコペンハーゲンで12月に開かれる。このCOP15は京都議定書に定めのない2013年以降の温室効果ガス削減の枠組みを最終合意するというもの。
府本部は、京都で行われたCOP3から年間を通じた環境行動をアースデイとし取り組んできた。そして今年はオープニングとして、4月21日に「アースデイ・コンサート」を開催した。組合員や家族ら9単組80人が参加し会場は満員となった。
今年の内容は、従来の「京響メンバーによるコンサート」に加え、あらたに「環境クイズ」を実施した。
第一部のコンサートは京響から、グループ名「アンフィニ」として活躍中の西尾牧子さん(フルート)、高村明子さん(ヴィオラ)、松村衣里さん(ハープ)に、渡邉正和さん(チェロ)、中野志麻さん(ヴァイオリン)のふたりを加えたスペシャルユニットで、息の合った五重奏を披露していただいた。デュオやカルテットでの演奏もあり、参加者は優雅な演奏に耳を傾けながら楽しいひとときを過ごした。
恒例のワインタイムのあとの第二部では、府本部が独自に作成した○×クイズを行った。参加者は、正解が発表されるたびに一喜一憂しながら、地球環境や循環型社会、エネルギー問題や自然などについて学んだ。
また、4月26日のメーデーの後には、メーデー会場でもあった府立植物園で、府本部ガーデニング教室を開催した。参加者は4単組21人。
NPOの園内ガイドから、樹木や草花の生態の詳しい説明を受けながら植物園を視察し、自然環境の大切さを学んだ。
府本部は、5月31日のCOP15サイクリングツアーへの協力など環境に関する取り組みを、4月から10月にかけて実施していく。
連合京都は4月26日、働く者の祭典「第80回京都中央メーデー」を左京区の府立植物園で開催した。メインスローガンに「みんな笑顔 STOP!THE格差社会」をかかげ、式典とイベントを行なった。あいにくの雨の中、約15000人の組合員や家族が参加。自治労からは、京都市内と府南部単組から、約900人が結集した。
式典では、木村幹雄会長が「結成20周年となる節目の年。定額給付金のようなバラマキ事業ではなく、就労支援、格差解消の取組みとしてカンパを行っている。行政だけでは不足する事業を補うことで労働組合の社会的価値を高めるため、カンパ金を活用した保育所や職業訓練施設などの運営を検討する。」とあいさつし、間近にある総選挙での政権交代の実現を訴えた。
メーデー宣言は、新たに連合女性委員会委員長となった佐野執行委員が「労働を中心とする福祉型社会やワークライフバランス社会の実現、政権交代の実現」を目指すことを宣言し、採択された。
いま、正規・非正規を問わず多くの労働者が解雇や雇い止めなどにより、職を失っている。連合をはじめ自治労は、「定額給付金」の財源を「雇用確保やセーフティネットの構築に充てるべき」との主張を行ってきた。このカンパは、定額給付金の一部(1000円程度)をカンパへと結集する。具体的な支援と連帯の行動への参加は各単組を通じて呼びかける。
府本部は、メーデー会場で働く意欲のある仲間の就労・自立支援のために、トブ太のダシを使ってカンパを呼びかけた。
▼取り組み期間…6月までの2ヶ月
▼カンパの額…定額給付金の一部(1000円程度)
ご協力をお願いします。
府本部は5月10日投開票の精華町議会議員選挙について、神田育男氏(民主党・連合推薦)の推薦を決定した。神田氏は現職(2期)、67歳。組合員ご家族のご協力をお願いする。
自治労は、第32回地方自治研究全国集会を4月16〜18日、北海道札幌市・夕張市で開催した。全国から多くの組合員、市民など約2000人が参加し、各地から持ち寄られた地域政策について学びあった。京都からは、7単組40人が参加した。
16日の全体集会は、主催者あいさつなどの後、小菅正夫旭山動物園名誉園長による地元記念講演が行われた。園に入って先輩から「プロの飼育士になれ」と言われ努力と苦労を重ねたこと、夜や冬季の開園で、動物の自然な生態や動物自身が楽しむための工夫でリピーターを増やし、閉園の危機から脱出させたこと、人間性の回復と野生動物保護という理想の動物園を目指していることなど、会場の参加者は小菅さんの話に熱心に聴き入った。
その後、哲学者の内山節さんとの飛田博史研究員による「転換期の苦しさと『ローカル』の可能性」と題した特別講演や、「『構造改革』vs『地域の公共の力』。なにができるか?」と題した全体討論を行い、第9回地方自治研究賞の選評を行った。自治研究賞の受賞者からは「自治研のさまざまな活動のなかで、いろんな出会いがあり、その出会いによって、自分がどのように変わったか」をスピーチし会場全体と情報を共有した。
集会2〜3日目は、5つの統合分科会と夕張特別分科会、14のテーマ別分科会などに分かれて議論をさらに深めた。
京丹後市職や京都市職、京都市学職労、京都府中央会労組によるレポート発表や、第W‐4分科会では高橋副委員長が座長を務めるなど、京都からの参加者の活躍も随所に見られた。
京都地方自治総合研究所は、09年度総会記念講演「貧困の顕在化と社会保障」を開く。講師は、同志社大学社会学部教授の埋橋孝文さん。日時は5月11日(月)午後6時30分開会。会場は、ハートピア京都(中京区)で、参加無料。府本部は、組合員の多数の参加をよびかけている。
埋橋教授は雇用ネットと社会保障ネットの強化、就労・生活支援給付制度の創設・公的扶助ネットの再整備の三層構造による社会的セーフティネットの再構築を提案している。貧困大国となった日本の今後進むべき道をお聞きする。
なお、自治総研の09年度総会は、同日の午後4時30分から、府本部会議室で開かれる。
連合京都官公部門連絡会と京都公務労協は、講師に北神圭朗衆議院議員を招き4月13日にラボール京都で「公共サービス基本法の制定と第171回通常国会報告学習会」を開催した。参加者は63人。
冒頭、北神議員は、政権交代に向けた現状に触れ「厳しい状況ではあるが、やり遂げなければならない。」と強い決意を述べた。
そして、「経済学者フリードマンが提唱した新自由主義による市場万能論や、小さな政府論。その影響を大いに受けた小泉・竹中自民党政府が歪んだ経済政策と聖域なき構造改革を断行し、社会のセーフティネットを崩壊させた。その社会を変えていくためにも、民主党は連合と連携し『公共サービス基本法』の第171回国会制定をめざしたい。」と力説した。府本部は6月まで続けられる公共サービスキャンペーンの活動を積極的に展開する。