新しい年度を迎え、新入職員の方々が期待と不安を胸に、勤務をはじめます。今年の新規採用者数は、多くの地方自治体で増加傾向。新入職員の皆さん、自治労京都府本部は皆さんを歓迎します。
自治労は全国に広がる90万人のネットワークで、地方自治体関連職場で働くみなさんの生活を支えています。一人の力は小さくても仲間が集まれば無限大のパワー。魅力いっぱいの組合活動を、ここに紹介します。
自治労は、自治体と自治体関連の職場で働く仲間が集まった、日本最大級の労働組合です。その役割は、職員が抱えてしまった仕事の悩みから職場環境の課題など、職員が問題に直面した時、その相談を受け、解決することです。自治労が培ったノウハウと全国に広がるネットワークは、私たちの生活と権利を守り、安心して働ける環境をつくる大きな力となっています。そして組合活動を通して出会う仲間との出会いは、新たな展望を開きます。
また、私たちは市民の生活を支える大切な仕事をしています。市民に喜ばれ、自らも満足のいく仕事がしたいと思っている人も少なくないはず。自治労は、市民と一緒に行政の問題を考え、改善していく運動にも取り組んでいます。賃金・労働条件の改善にとどまらず、さまざまなことを話し合い、行動の起こせる「自己実現を可能にする場」をめざしています。
そのほか、NPO法人「エファジャパン」を設立し、国際協力活動も行っています。さらに、文芸やスポーツなどの趣味を楽しみ、その才能を発揮する場所を提供しています。
このように自治労の活動は豊富で活発です。やりがいをもって働くには組合活動は欠かせません。ぜひ全国の仲間と一緒に楽しんでください。
詳しいことは、新規採用者の方を対象にしたパンフレット『WITH YOU』をゲットし、ご一読をお願いします。
自治労は自治体と自治体関連の労働組合で働く仲間が集まる日本最大級の労働組合。地域の公共サービスを支える90万人のネットワークで一人ひとりは小さな力でも、労働組合に集まれば大きな力を生み出します。ひとりで悩まずに組合に相談してください。
共済は簡単にいえば、保険にあたるもの。非営利で共済事業を営む生活協同組合として、組合員とその家族のくらしを支え、「団体生命共済」「自動車共済」など、小さな掛金で大きな保障が実現できます。
府本部青年部は3月20日、宇治にある丸久小山園槙島工場(以下、小山園)で9単組36人の参加のもと施設体験学習会を開いた。小山園は江戸時代前期から続く、茶づくりひと筋という老舗の製茶工場だ。
宇治といえば「宇治茶」とすぐに思い浮かぶほどよく耳にするが、その製造法や美味しい飲み方については案外知らない。まずは、お茶の歴史についての話をお聞きし、お茶づくりのビデオを鑑賞した後、工場見学をさせていただいた。
小山園の工場では昔ながらの高級茶製法を活かした機械による茶づくりを行っている。特に品質管理に気をつけ、室温は常時20度に設定し、品質を見極めるための審査室には自然光を取り入れるよう工夫をされていた。
前例踏襲に陥ることなく、高級茶の本質を考え、昔ながらの良い面は残しつつも効率化、省力化しての茶づくりは、私たちも大いに学ぶところがあった。
また、各自で抹茶を点てたり、普段あまり見る機会のない茶室を見学したりして、日本の文化である茶の湯を体験できた。毎日が慌ただしい今日だが、自分で点てた抹茶を味わい、ほっと一息入れることができた。
南部ブロック協議会は3月17日、2010年度定期総会を文化パルク城陽で開催した。
議事は、2009年度の経過報告・決算報告および2010年度運動方針、予算、規約改正の各議案が、質疑応答を経て、すべて満場の拍手で承認、採択された。
続いて、総会記念講演として、スポーツジャーナリストの佐藤安弘氏を招き、「プロ野球に見るリーダーの条件」と題して講演をいただいた。
佐藤氏は、「リーダーには品性がないとダメ。部下の幸福を創造するものでないといけない」と現役監督の成功例を引き合いに出しながら、求めるリーダー像に迫った。また、「幸せな人生を創造するには仕事と(人生の)パートナーの存在が不可欠」と力説。
最後に社会情勢に触れつつ、「今の時代だからこそ組合は、遠慮せず、それぞれの幸せを求めて徹底的に攻めていくべきだ」と述べ、明日からの運動に向けて、力強い助言と勇気をいただく講演となった。