2010年4月15日号(第620号)

山田啓二氏が3選

京都府知事選挙

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京都府知事選挙が4月11日に投開票され、連合や府本部が推薦する山田啓二候補が2期8年の実績や豊かな行動力を生かして、相手候補に20万票の差をつけて勝利し、再選を果たした。投票率は41.09%。

今回の選挙戦は、政党推薦を求めない中、連合京都会長が事務長を務めるなど労働組合の真価が問われるたたかいとなった。各単組の取り組みに感謝する。

当選した山田氏はたくさんの支援者に感謝の意を述べた後、「3期目をめざすたたかいは、景気回復や、高齢化社会に対応した新しい福祉型社会の構築など、地域主権時代に京都がモデルとなるような府政づくりのため、覚悟を持って臨んだ。京都の持つすべての力を結集し、未来への扉を開け、希望の京都を作りたい」と決意を新たにした。

雇用創出や中小企業対策、「支えあう社会」の再生をめざす地域共生のまちづくりなど府政の課題は山積している。府政の活性化を期待したい。

府本部は自治労府職と連携し積極的に政策提言をおこない、府民が安心して暮らせるまちづくりを進める。

開票結果(投票率41.09%)

当選・山田啓二 無現 529,927票
    門 祐輔 無新 307,826票

府議補選(亀岡市)は残念な結果

4月11日投開票の京都府議補選(亀岡選挙区)で連合京都・府本部が推薦した藤村公平候補は、48%の投票率の中、得票3位で落選となった。連日ご奮闘いただいた単組・組合員の皆様のご支援に対し、心からお礼を申し上げる。藤村候補の得票は4101票だった。

ワークライフバランスの実現が不可欠

男女がともに府本部委員会が学習会を開催 3月24日

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男女がともに担う府本部委員会は3月24日、キャンパスプラザ京都で、「変わる社会・変わる男女の生き方、外国人の視点から見た日本の男女の現状」をテーマに学習会を開いた。参加者は13単組31人。講師はオーストラリア人で日本の現代文化やジェンダーを研究されているローラ・デールズさん。

オーストラリアでは、男女ともに自立した生活が送れるよう家庭で教育されるのが一般的で、女性の社会進出度も先進国で上位。日本に来て、結婚退職を希望する女性が多いのが疑問だったが、男性のように労働時間の長い働き方をしたくない気持ちも理解できるようになったと語った。さらに、ワーク・ライフ・バランス要件として、睡眠を十分にとること、一人の時間を作ること、仕事以外の事に興味を持つことなどが紹介された。

日本では、戦後の「サラリーマンと専業主婦モデル世帯」が少なくなり、未婚、離婚などで単身者も増え、生き方が多様化している。デールズさんは、この変化を、日本文化が失われているわけではなく、興味深いと肯定的に受け止めている。性別にとらわれず、自由な意思で自らの生き方を選択できる社会になるためには、国や企業が多様化に柔軟に対応し、環境を整備する必要があると指摘。結婚して子どもを生んでも働き続けられる環境を実現するには、法制度のほかに個人、家族、コミュニティの取り組みも必要だと述べた。

最後に、結婚したくない人が増えている現状について、参加者から家庭と仕事の両立に対する意見や感想が出され、労働時間を短縮し、ワーク・ライフ・バランスの実現が不可欠だと再認識し合った。

第81回京都中央メーデーに参加しよう!

4月29日

第81回京都中央メーデーが4月29日(木・祝)開かれる。会場は昨年に引き続き、京都府立植物園(京都市左京区)。規模は20,000人、うち自治労は1,500人参加を予定している。雨天決行。

式典は、午前9時開会。園内の「大芝生地」を会場とする。引き続き、大抽選会が実施され、旅行券や各産別提供の賞品、植物園近辺の北山街、北大路商店街で使える「地域振興券」などが当たる。

入場には別途送付するプログラムが必要となる。必ず持参をお願いしたい。新緑の季節、多数の参加で盛り上げよう。

メーデー詳細(PDF 310KB)

新入職員全員が組合加入

八幡市職労

八幡市職労は4月6日、4月1日採用の42人を対象にした組合加入説明会を開催した。

説明会は、いわゆる団塊の世代の退職に伴い20数年ぶりの多数採用となったことを考慮し、例年の内容をレベルアップして開催。山本委員長の「労働者として権利を守るために組合に参加してほしい」との挨拶でスタート。その後、「困ったときの労働組合〜こんなはずじゃなかった!?公務員〜」をテーマに、潟戟[ベン企画の南雲聡樹プロデューサーの講演に移った。

南雲氏は自身の30数年勤めた東京・江戸川区での仕事と組合役員生活で得た豊富な経験と知識や公務員労働者を取り巻く状況を、最近の様々な出来事や八幡市の給与実態のデータを使って話をし、組合の活動や必要性を詳しく解説。講演の最後を、「公務員の組合は労働条件もしかりだが、市民の幸せをどうするのかを考えて取り組むことが必要。組織で生きていくためにはお互いの助け合いが欠かせない。困ったとき最初に助けてくれるのは組合である」と、締めくくった。

この説明会を受けて全員が加入届けを提出し、自治労90万人の仲間となった。

市職労はこの後、4月末には青年部の歓迎会開催、また、嘱託職員を対象とした加入説明会も予定している。

「参加してよかった」学習会を企画しました。

JI−UPがパワーアップセミナー 5月15〜16日/関西セミナーハウスにて

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JI―UP京都(加納敬二委員長)は、初の開催となる「パワーアップ・セミナー」を5月15日(土)から16日(日)の2日間、関西セミナーハウスで開く。公共民間の仲間同士、1泊で心ゆくまで学習と交流の機会を持ちたいとの思いで企画した。規模は30人。府本部産別建設センター・井ノ口登さんから講演「アフター人勧時代!組織運営と活性化」、自治労共済府支部・乾眞治事務局長から講演「今こそ自治労共済」を受ける。また参加しやすく関心を引くよう、女性役員の発案で曼殊院などの「周辺散策」など和める工夫もこらした。

現在、各単組からの参加者を集約中で、JI―UP京都の執行部は「参加してよかった、しかも楽しかったと言われるセミナーにしていきたい」と張り切っている。

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