自治労は、春闘で基本要求を確認し、確定期にその基本要求に沿って個別の賃金・労働条件の課題を決定していくという賃金闘争の年間サイクルを基本に展開してきた。自治体単組は人事院勧告制度の廃止を見据え、春闘を一年の賃金・労働条件闘争のスタートとしてあらためて位置づけていく必要がある。また、春闘が主要なたたかいである公共民間・全国一般単組については、地域公共サービス労働者の公務・民間が一体となった賃金引き上げ、格差是正にむけて取り組みを進めていかなくてはならない。自治労は、民間賃金闘争と歩調をあわせ、人員確保や職場環境の改善要求も含め、賃金の相場形成に積極的に参加していくという春闘の意義を確認し、取り組んでいく。そして以上の情勢と連合方針、基本的考え方を踏まえ、2011春闘で取り組む三本柱を以下の通りとする。
府本部は全国の動きと連動して、協約締結権回復を意識した春闘の取り組み強化をはかるため、全単組での要求書提出、対自治体全国統一行動日を3月11日とする等の取り組み方針を2月10日の中央委員会で提案する。ストライキ批准投票は2月9日から17日のゾーンの中で単組ごとに投票期間を設定し府本部への報告日を2月21日とする。
京都競輪労組(以下、京競労)の仲間が働く京都向日町競輪場が存続の危機にある。
京都府は、売り上げが落ちたことを理由に「競輪事業検討委員会」を立ち上げ、競輪場の「存続か廃止か」を含めた検討を行ってきた。民間企業なら、まず売上を伸ばす経営改善策やアイデアを出し合うなどの努力を行うが、残念ながらこの委員会ではこのような動きがほとんどない。
府本部は京競労と連携し、「競輪事業は、府財政への寄与を目的として実施される収益事業であり、赤字体質から脱却するため、経営改善を進めること」を要望。主な内容としては
ことを提案してきた。
しかし、11月29日に開かれた第7回検討委員会のあと、検討委の提言は出ていないにもかかわらず、新聞・マスコミ等は「京都向日町競輪、廃場へ」という報道をした。これに対し組合は即座に京都府に申入れを行ったが、「検討委員会の提言を待つ」とするだけで、明確な回答は得られていない。しかも、検討委員会は向日市民の7割弱が事業継続に消極的だと新聞記事にも書かれ、市民が存続に大反対しているかの印象を与えた。しかし、実際のアンケート結果では「存続がさんまる・はっく30.89%、廃止37.87%、消極的が20.59%、情報不足でわからない他が10.63%」であり、データとのくい違いはどうして起こったのか正していく必要がある。
今後の取り組みとしては、第8回検討委員会で「廃場」という内容での取りまとめが予想されるため、京都府知事宛の「京都向日町競輪場の存続を求める」緊急署名行動と、早計に「廃止」だけを言うのではなく、多方面にわたる議論と検討の継続を求める対策を重点的に行う。
京都向日町競輪場では、1月22日から25日にかけて、平安賞(GV)という大きなレースが開催され、自治労近畿自転車競技会職員労組、日本競輪選手会京都支部と連携しビラ配布と署名活動に取り組み、訪れた多くのファンから3100筆の署名にご協力いただいた。
また、1月27日〜28日に開催された自治労本部第141回中央委員会において、高橋恵美子京競労委員長が全国に訴え。中央委員・傍聴者から1000筆を超える署名をいただいた。各単組組合員の皆様、一筆でも多くの署名にご協力をお願いします。
府本部は、京都地方自治総合研究所と共催し「2011年度地方財政セミナー」を、2月16日(水)18時15分から京都市中京区のハートピア京都で開催する。
講演は、澤井勝奈良女子大学名誉教授から「地方財政対策と地域主権改革」、小谷充茂京都府政策企画部計画課参事から「関西広域連合の展望」の2本。2010年12月1日、京都府、滋賀県、大阪府など2府5県からなる関西広域連合が発足した。当面、防災、観光・文化振興、産業振興、医療、環境保全、試験資格・免許等、職員研修の7分野を広域化。京都府は広域観光・文化振興を担う。
今年度の地方財政セミナーは、地域主権関連法が足踏みするなかで、実態としてすすむ地方分権改革をテーマに講演をいただく。多数のご参加をお願いしたい。
私たちの精は夜に作られます。特に冬は精を保存する時期なので、冬は早く寝て夜はしっかり体を休めておきましょう。筋肉も寒さから固まりやすくなったり、血液循環も悪くなってきます。入浴もシャワーですませることのないようにしっかりお湯に浸かり、体を温めてお風呂上がりには軽くストレッチをして筋肉を柔らかくしましょう。
筋肉は意識をして伸ばしたり動かさないと、どんどん使えなくなってしまいます。特に冬は筋線維が固まりやすくなります。固まってしまうと、身体の動きが小さくなり、肩こりや腰痛の原因にもなります。脚の後ろ側は特にしっかり伸ばしましょう。
長座姿勢で座り、両脚を伸ばして上体を前に倒します。気持ちの良いところで止めましょう。肩甲骨回りもしっかりほぐせば肩こり予防や解消につながります。腕を大きく回したり、肩を上下に動かして血液循環を良くしておきましょう。また食べ物も体を温める根菜類やショウガなどを積極的に取り、体の中から温めて身体を冷やさないようにしましょう。
冬に疲れをためてしまうと春先に体調を崩しやすくなるので気をつけて下さい。
大阪体育大学非常勤講師 健康運動指導士 竹田薫