2014年2月1日号(第692号)

生活改善のための賃金の底上げを

2014春闘勝利

自治労本部は1月30日から2日間、東京で第146回中央委員会を開催。2014春闘などの取り組みが確認された。確認された春闘方針は次のとおり。府本部は、この方針に基づき具体的方針を2月8日の臨時大会で提案する。

自治労の春闘の 基本的考え方

@2014春闘は3月の臨時特例法終了、2014年8月の人事院勧告における「給与制度の総合的見直し」を見据えた取り組みを中央−地方一体となり推進する。さらに、安倍政権が進める労働者保護ルールの改悪に断固反対し、連合や民間労組とともに連携して取り組む。

重点課題は、@地方公務員給与の回復と地方財政の確立A人員確保及び雇用と年金の接続B臨時・非常勤等職員など非正規労働者の処遇改善と組織化の推進C民間・中小の労働条件の底上げと労働者保護ルールを守る取り組みの4点。その他具体的な課題を4点。D公共サービスキャンペーン推進及び入札制度改革Eワークライフバランスと男女平等の推進F公共交通労働者の労働条件G公営競技労働者の労働条件の確立とする。

取り組みの進め方

連合は2月6日の連合春闘開始宣言集会を起点に、全国における春闘の諸行動を開始する。連合京都でも2月7日には春闘闘争開始宣言集会が開催される。民間大手のヤマ場は3月第2週と想定され、自治労は3月10〜14日を統一交渉ゾーン、3月14日を統一行動日として当局回答を迫る。

すべての単組は、@「要求−交渉−妥結(書面化・協約化)」のサイクルの確立を徹底し2014春闘の基本的考え方を踏まえた重点課題と要求モデルをもとに職場討議を行い、要求書を提出する。A要求提出ゾーンは2月14〜19日とし、遅くとも2月末には全単組で提出する。

現業・公企・公共民間・全国一般の各単組は、協約締結権を行使し、要求・交渉の結果を書面にて締結する。

闘争体制の確立

自治労は、加盟単組間の格差を解消し、全組合員が参加する春闘体制の構築のため、ストライキ批准投票を実施し、産別闘争体制を確立する。批准投票は、年間を通じて一波につき2時間を上限とするストライキを含む闘争指令権を中央闘争委員会に委譲することについて、組合員の承認を求めるもの。2月12〜19日のゾーンのなかで単組ごとに投票日(期間)を設定し、府本部への報告日は2月20日とする。

要求案や行動など具体的な闘争体制については2月8日の府本部臨時大会で提案する。

必ず投票しよう

スト批准を成功させよう

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投票日は2月12日から19日のゾーンで単組ごとに設定されます。府本部集約日は2月20日

一歩一歩確実な運動を

府本部現評が旗びらき

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府本部現業評議会は、1月25日、京都ロイヤルホテル&スパで「2014新年旗びらき」を開催した。

主催者を代表して川戸議長が10単組58人の参加者を前に「昨年の人事院報告で現業職場の民間活用に踏み込む異例な言及がなされた。

今年はこれまでになく大変厳しい闘いが予想されるが、怯むことなく馬のごとく駆け抜け、一歩一歩確実な運動を仲間の力の結集で構築しよう」と決意を込めたあいさつ。

続いて、植田府本部副委員長、各自治体議員の激励あいさつ、京都府知事からの祝辞が披露されたあと、樫葉副議長の参加者への敬意を含めた「三つの乾杯」で懇親に入り、相互交流を行った。

恒例の単組紹介で、南部、市内・乙訓単組が、それぞれ近況報告や春闘にむけた決意が述べられた。

結びに橋本副議長の一本締めで、2014年度現評活動のスタートに向け気持ちをひとつにした。

 

2014年度地方財政セミナー

日時 2月13日(木)18時30分〜
場所 キャンパスプラザ京都 第4講義室
講演 「2014年度地方財政の動向」
   只友 景士(龍谷大教授)
報告 「京都交通労組、財政健全化への取組」
   梅田 涼(京都交通労働組合常任執行委員)

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