12月5日、「もんじゅを廃炉に全国集会」「高浜原発3・4号機の再稼働を本気で止める!全国集会」が福井市内の2会場でジョイント開催され、全国から集まった約1200人が熱く真剣な想いを訴えた。
福井市文化会館大ホールでは、「もんじゅを廃炉に全国集会」の主催者を代表して中嶌哲演共同代表が「11月13日に原子力規制委員会が国に日本原子力研究機構には、適格性に重大な懸念があり新たな実施主体を示すようにと勧告した。ナトリウム漏洩事故から20年。遅きに失した感はあるが、ムダ・ムリ・無謀なもんじゅを一刻も早く廃炉にするしかない。国・政府へ廃炉に向けた決断を求めたい」とあいさつ。
集会では危険極まりない「もんじゅ」の廃炉を強く要望することを決議文として採択し、会場全体でもんじゅ即時廃炉の気持ちを込めてシュプレッヒコールを行った。
会場を移して福井市西公園で開会した「高浜原発3・4号機の再稼働を本気で止める!全国集会」で再び登壇した中嶌哲演共同代表は、「子孫に深刻なツケを残すことになった。立地地元も電力を享受し原発を地方に押し付けてきた。消費地元も取り返しの付かない被害が出る前に、今こそ再稼働阻止の声をあげ、本気で原発再稼働を止めよう」と述べた。
その後、全国各地の脱原発団体からリレートークがあり、現状と課題の共有化を図った。結びに福井市内をパレードしながら参加者は「再稼働反対!」「核燃サイクルをやめろ」と街頭で訴えた。
府本部現評は12月6日、笠置町で行われた第6回ご当地鍋フェスタ「鍋・1グランプリ」来場者1万人(主催者発表)に初出店し、給食献立を用いた自慢の鍋を提供した。
当日、府本部現評は京都市学給労の全面協力による学校給食鍋「水菜とつみれのハリハリ鍋」を用意。削り節でしっかり取ったシンプルな出汁の旨味と、サバ缶と鶏ミンチで作ったつみれは子ども達が食べやすく栄養価も考えられた京風な薄味。
地産地消の水菜を入れた生きた食育の教材を来場者に提供し、午後3時過ぎには320食を売り上げた。来場者からは、「給食で鍋を提供していることに驚いた」、「自校で調理された給食が一番美味しい」、「子ども達が羨ましい」など思い思いに笑顔あふれる感想が寄せられた。
今後も府本部現評は、直営の給食調理員として従事している強みを活かして、郷土の献立を市民に提供しながら「給食」の大切さ、必要性を訴えていく。
このイベントには、八幡市現業評議会も八幡の特産品である竹炭カレーを用いた「八幡竹炭黒カレー鍋」を出店した。
府本部公営企業評議会は11月20日、府本部会議室で第37回総会を開催した。6単組から17人が参加し、2015年度の活動・決算報告ならびに2016年度の活動方針が可決承認された。
冒頭、吉村議長は、「先日おこなった府との交渉でも災害時の体制について自衛隊や消防職員は着目されたが、地方公務員の働きはニュース等で取り上げられないことが話題となった。市民とともに活動し、PRも必要だ。公営企業職場を取り巻く情勢は厳しいが、職場の団結と現場力の回復に取り組もう」とあいさつを述べた。
次に谷口府本部副委員長、蓮元地連公企評議長、石水日本ヘルス工業大阪労働組合執行委員長より連帯のあいさつを受けた。
活動方針では「単組間の問題意識の共有化や相互協力体制の確立」、「水週間に向けた取り組み」、「公企労働者の権利Q&A改訂版を活用した取り組み」等の提案があり、参加者全員の拍手で承認された。
役員改選では、議長・奥田太さん(京田辺市職)をはじめとする新執行部を選出した。
府本部町村職評議会は12月4日、ホテルセントノーム京都で第23回定期総会を開催した。参加者は4単組21人。
冒頭、主催者あいさつの中で三橋議長は、「今年の人事院勧告の完全実施が閣議決定された。昨年の人勧で出された給与制度の総合的見直しは、実施・未実施の単組があるが、人事給与制度の問題点を洗い出し、各単組での粘り強い交渉で賃金・労働条件の確保をお願いしたい。また今後も、『お互いの顔がしっかり見える町村評』だからこそ実現できる運動を大切に、組織の拡大、働きやすい職場づくりをめざそう」と訴えた。続いて、来賓の谷口府本部副執行委員長から激励のあいさつを受けた。
2015年度経過報告ならびに2016年度活動方針および役員体制を提起し、すべての議案は可決・承認された。
新役員体制は次の通り。議長・坂井幸一郎さん(井手町職)、副議長・岩上太一さん(久御山町職)、事務局長・西尾岳士さん(宇治田原町職)、幹事・長谷川瑛司さん(笠置町職)