2017年5月15日号(第752号)

2017年6月期 男女平等推進闘争の前進を

人員確保闘争の交渉をスタート

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自治労が男女平等課題を通年の取り組みとして位置づけてから4年目を迎える。春闘期を年間の運動サイクルのスタートと位置づけ、「雇用主要求による男女平等の実現」などの実現をめざす。6月の「男女平等推進月間」には「男女平等推進闘争」を統一闘争として集中的に取り組み、運動の前進をはかる。また同時期に取り組む人員確保闘争は、重点闘争として一年間を通して推進し、職場の人員不足の解消を求めるもの。全単組で要求書提出・交渉を進めよう。

男女平等の推進を

2016年4月に「女性活躍推進法」が成立した。また、育児・介護休業法等の改正も行われ、女性・育児・介護について法整備がすすめられている。統一闘争では、@女性活躍推進法および次世代育成支援対策推進法に基づく特定(一般)事業主行動計画の点検や、Aワーク・ライフ・バランスの推進、B男性の育児・介護休暇取得促進、C非正規労働者の処遇改善、Dハラスメント防止やLGBTに関する理解、E単組の独自課題の6項目を獲得目標として定めている。

各単組は、身近な男女格差に関わる事例を掘り起こし、獲得目標六項目のうち、未解決課題について当局や雇用主に要求書を提出し、交渉を行っていただきたい。

なお、府本部は3月15日に闘争委員会を設置し要求内容を検討。4月18日の執行委員会で決定した要求書を5月17日に京都府へ提出する。

人員確保に向け要求を

地方自治体の職員数は大幅な減少が続き、多くの職場で人員不足による時間外勤務が増加するとともに、臨時・非常勤等職員が恒常的業務を行っている現状がある。

また、過労やストレスにより心身の健康を害する職員も年々増え続け、業務に支障を来している職場もある。

東日本大震災や熊本地震では緊急時対応に必要な人員の不足が浮き彫りになり、また、大規模災害時における公共サービスの重要性を改めて見直す結果となった。

質の高い公共サービスを提供するためには、業務実態に見合った人員の確保が必要不可欠であることを認識させる取り組みを強化していかなければならない。

職場単位で超過勤務の実態や年休・代休の取得状況を把握・分析することで、超過勤務の一掃を求めることにもつながる。人員確保闘争にむけて取り組みを進めよう。

府本部は市長会・町村会に要請書を提出する。

アースデイコンサート

地球にやさしいエコライフを実践しよう!

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府本部は4月26日、地球環境にやさしい暮らし方や省エネルギー社会をめざした取り組みを進めていただく契機になるよう「アースデイコンサート」を、京都市内のホテル日航プリンセス京都で開催した。
組合員や家族など44人が参加し、京響音楽家労組を中心としたメンバー5人の管楽器の演奏を楽しんだ。

第一部はハンガリーの作曲家ファルカシュと、デンマークの作曲家ニールセンの「木管五重奏曲」。それぞれの楽器が主役となる大自然のきれいなハーモニーが奏でられた。

ドリンク・軽食タイムでは一息入れ、第二部はフランスの作曲家フランセの「木管四重奏曲」と、オーストリアの作曲家シュトラウスの木管五重奏。そして会場からのアンコールに応え、さらに2曲が奏でられた。

各曲の間に、京響労組の筒井さんの解説でそれぞれの曲の特徴点などを知ることができ、参加者は貴重なひと時となった。

第88回京都中央メーデー

働くものの力で実現しよう「クラシノソコアゲ!」

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4月29日と30日に開催された、連合京都の第88回中央・地域メーデーに自治労の単組が参加した。

「働くものの力で実現しようクラシノソコアゲ!」をスローガンに組合員・家族が結集した。

橋元実行委員長は、「長時間労働の是正や同一労働、同一賃金、働き方改革の実効性を確保するためにも労使関係の構築が必要であり、労働組合が先頭をきり、社会的な役割を発揮していく必要がある」さらに『底上げ春闘』の流れの継続を社会全体へ広げていく」と訴えた。

青年部施設見学学習会

飼育の工夫や苦労を知る

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青年部は、施設見学学習会を4月22日、京都市左京区の京都市動物園で行った。8単組28人(男性21人・女性7人)が参加した。

この施設が開園したのは明治時代で、110年以上もの歴史があり日本で2番目に古い動物園である。2009年から園内のリニューアルが開始され、2015年の改修完了に伴いグランドオープンした。

学習会では始めに教育プログラムについて「生き物・学び・研究センター」獣医の伊藤さんから各エリアの動物の飼育に関する説明や見所を映像で交えながら講演を受けた。

なかでも食事や健康状態のチェック、認知トレーニングなど、普段私たちが見かけることがない光景が数多く、飼育の工夫や苦労があることを学んだ。

講義後、昔から様変わりした園内を回り、大人も子どもも大いに楽しめる環境になったと感じられた。こうして今も賑わいを集められているのも、職員の方たちの努力の賜物であると感じることができ、大勢の人が笑顔になれる施設だと強く思った。

男性達の考え方を変えないと女性の働き方は変えられない

 

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4月22〜23日、はたらく女性の集会が東京・自治労会館ほかで開催され、府本部女性部より2人が参加した。

1日目、社会学者・認定NPO法人ウイメンズアクションネットワーク(WAN)理事長の上野千鶴子さんから「女性の分断と格差ネオリベ改革と女性」と題した講演を受けた。

上野さんは、「日本社会におけるはたらく女性の権利確立のための歴史と現状では、日本の働き方とヨーロッパなどの働き方に違いがある」ことや「いろんな立場の男性達が今の状況を決めてきているので、男性達の考え方を変えないといつまでも女性の働き方は変えられない」と語った。

次に5分科会に分れて、テーマに沿った提起や各単組での取組事例の報告と意見交換が行われた。

2日目、「女性が健康で働き続けるために」と題した、百合レディスクリニック院長の丸本百合子さんの記念講演では、ライフステージにおける女性と男性の身体の状態の差異を知り、女性が健康で働き続けるために気をつけるべきことを学んだ。

第39回府本部スポーツ大会

野球出場チーム、対戦が決まる

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自治労スポーツ大会京都府大会野球の部が、5月20日に八幡市民スポーツ公園グラウンドで行われる。

8チームが参加して熱戦を繰り広げる。決勝戦は6月10日同グラウンド。

なお、優勝チームは、7月31日〜8月1日に大阪で開催される「第39回近畿地連スポーツ大会」の出場権を得る。

8チームトーナメント対戦表(PDF 110KB)

ピースファースト!戦争をさせない関西大行動

 

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4月15日、大阪市・扇町公園において、平和フォーラム関西ブロック及び近畿・戦争をさせない1000人委員会主催の「戦争をさせない関西大行動」が開催され、2000人が結集した。府本部から22人が参加した。

集会では、太田健義さん(大阪弁護士会共謀罪法案対策プロジェクト事務局長)が来賓あいさつ。続いて平和フォーラム、戦争をさせない1000人委員会、民進党、社民党から連帯のあいさつがあった。そしてストップ・ザ・もんじゅ、戦争をさせない1000人委員会大阪からのアピールを受けた。

最後に「安倍政権の暴走を止め、憲法改悪を阻止するため、運動のさらなる前進に取り組む」集会宣言案を採択し、ガンバローで閉会した。

集会終了後は、2コースに分かれて、「戦争する国絶対反対」「憲法違反の戦争法を廃止しよう」「辺野古新基地建設反対」などのシュプレヒコールを訴えながらパレードを行った。

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