2017年10月15日号(第760号)

府本部第82回定期大会

創る!育てる!広げる!そして仲間・職場・地域を守る

photo
photo
photo

府本部は9月30日、第82回定期大会を京都市中京区のウィングス京都で開催した。2018年度運動方針と当面の闘争方針など7つの議案が提案され、すべての議案は原案どおり承認された。また、役員選挙を行い2018―19年度の府本部執行体制が確立された。出席代議員は29単組から124人、女性参画率は27・42%となった。

大会議長は京都市学給労の須藤代議員と福知山市職の四方代議員を選出した。高橋執行委員長の主催者あいさつに続き、福島自治労本部書記長、橋元連合京都会長、門川市長他3人の来賓から連帯あいさつを受けた。(2・3面に掲載)

まず、執行部より2017年度諸報告が行われた。一般経過報告、会計決算報告、会計監査報告が報告がされ、全てが拍手で承認された。

続いて議案が執行部より提案され、@2018年度運動方針(案)、A一般会計・特別会計予算(案)、B当面の闘争方針(案)、C自治労京都府本部規約・各規則・規定などの一部改正(案)、D自治労京都府本部特別執行委員・顧問の定数と選任(案)、E監査法人の承認(案)、F府本部救援委員の選出(案)が質疑・採決を経て、全議案は原案どおり可決された。

会場発言では、全国一般京都の支援について、国保の都道府県単位化に向けた意見交換や交渉の支援、会計年度任用職員制度への取り組みに関する発言があった。(2・3面に掲載)

2年間の任期となる役員選挙が行われ高橋執行委員長をはじめとする四役・執行委員・会計監査委員の総勢31人が信任を得た。

その後「大会宣言」を採択し、最後に植田副執行委員長が「仲間・職場・地域を守る3つの労働組合の基本的役割を再確認し、賃金確定闘争と衆議院選勝利に向けて団結ガンバロー」と大会を締めくくった。

第25回参議院議員選挙自治労組織内候補

岸まきこさん大会あいさつ

photo

2019年7月に執行予定の参議院選挙であいはらくみこ参議院議員の後継として自治労の組織内候補となりました。

私が今回、決断した理由は二つです。一つ目は現場にあった政策を実現したい。二つ目はそれぞれの公共サービスで働くみなさんの生活や暮らしが守られなければ良質なサービスは届けられない。働くもの、サービスを受ける側の両方の生活を守りたいと感じたからです。

あいはらさんという偉大な先輩のあとを受け継いで、これから参議院選挙に臨みたいと思います。

各単組のみなさんにお世話になることも多いと思いますが、私の思いと自治労が掲げている政策を実現するためにも組合員、家族、知り合いの方に『岸まきこ』を広めていただきますようお願いします。ともにがんばりましょう。

府本部キャラクター なまえ決まる!

 

photo

府本部キャラクターのなまえの応募に126とおりの応募があった。執行部による厳選な投票で『古都美(ことみ)』が選ばれた。
この古都美は二人同時の優秀賞、このほか入賞の二人も受賞となった。

キャラクター『古都美』は機関紙・HPなど今後登場する場面に注目していただきたい。

優秀賞

樋口 誠志さん(京都交通労組)
太田 安人さん(自治労京都市職)

入賞

原田 祐子さん(自治労京都市職)
竹中 泰隆さん(自治労京都市職)

委員長あいさつ 高橋 直樹執行委員長

 

photo

組合員の日頃の運動へのご協力に敬意を表するとともにご臨席いただいた来賓の皆様にお礼を申し上げます。9月の城陽市長選挙では、組合員のみなさまには多大なご尽力で圧勝させていただき、感謝申し上げます。

今年、8月の人事院勧告では月例給、一時金ともに4年連続のプラス勧告となりました。9月の京都市の勧告は残念ながら月例給については極めて小さいということで据え置きになったものの、一時金については国同様の引上げです。また、退職手当の見直しについて各自治体に一方的に強制させない取り組みを進めていくことが必要となっています。今後、京都府の人事委員会勧告が出される予定です。確定闘争は府本部として統一行動を配置し、各単組の闘争支援に全力で取り組みます。

さらにこの大会では、労働法制の改悪に反対する取り組みや平和の取り組み、人員確保、臨時・非常勤等職員の処遇改善、組織強化・拡大等々、さまざまな取り組みを提起しています。雇用不安を抱えながら公共サービスを担っている臨時・非常勤等職員のみなさんに一時金や退職手当が支給されることが可能となる地公法の改正に向けた制度の協議も、この確定闘争でぜひともお願いします。それを通じて「非正規労働者10万人組織化」への取り組みも合わせて進めていきます。

自治労は本部定期大会において2年後の参議院選挙に、あいはらくみこ参議院議員の後継者として前中央本部組織対策局長の『岸まきこ』さんの擁立を決定いたしました。これまでより相当早い決定の中には勝利に向けた強い決意、自治労としての危機感があるのも事実であります。

これまであいはら参議院議員へのご支援に改めてお礼を申し上げますとともに次は『岸まきこ』さんに多大なるご支援をどうかよろしくお願い申し上げます。

一方、大儀なき衆議院の解散が強行されました。新内閣発足後、一度も国会を開かず、議論することなく解散する。まさに党利党略のため、疑惑を隠すための暴挙だといわざるをえません。対する民進党は、前原誠司さんが新代表となり、京都の地では大いなる期待感をもって見守ってまいりました。しかし党をめぐる情勢は極めて厳しく今回、時間的制約のある中で強権的な政治を続ける安倍政権打倒へ向け、新たな方向性が模索をされました。

今回、こうした状況の中、連合京都の推薦状況も踏まえ、本大会前の臨時執行委員会におきまして前原誠司さん、泉健太さん、北神圭朗さん、山井和則さんの推薦を決定しました。直前に迫った衆議院議員選挙を目指して全力で取り組みを進めてまいります。

厳しい話ばかりの中で一つうれしい話を報告いたします。組織拡大の報告として9月21日に、全国一般京都地方協議会に京都冷蔵労働組合の新しい仲間が増えました。ぜひとも交流を深めるとともに、ご支援をお願い申し上げます。

最後に本大会は2年に一度の役員選挙の年でもあります。執行部に対する代議員のみなさんのご支持と本大会の成功に向けてご理解とご協力、熱心なご論議をよろしくお願い申し上げまして執行部を代表してのご挨拶とさせていただきます。

『自治労きょうと』一覧に戻る