府本部は、2018年新年旗びらきを1月10日、ANAクラウンプラザホテル京都で開催。来賓、単組組合員、府本部執行部ら203人の出席があった。
新たな年を迎え府本部は、仲間、職場、地域を守る労働組合の基本的役割を再認識し、諸課題に全力で取り組む。
主催者あいさつで高橋執行委員長は、多数の来賓や組合員の参加に感謝を述べた後、取り巻く状況と政治の課題にふれ、「組織内のえさきたかし参議院議員が、混迷する政局の中で、立憲民主党に入党し自治労の運動を進める決断をした。自治労としては今まで通り中道・リベラルの総結集をめざす。また、あいはらくみこ参議院議員の後継に『岸まきこ』さんの擁立を確認している。各単組にも訪問するので協力をお願いしたい。
2017年末に発表された労働組合の組織率は17・1%で、6人のうち1人しか労働組合に加入していない状況だ。一方で、長時間労働や過労死などの報道は後を絶たず、格差はますます拡大している。自治労は昨年の大会で『力あつめ、前へ』というスローガンを掲げ、仲間・職場・地域を守るという労働組合の基本に根差した取り組みを提起した。今年は明治維新から150年。東京遷都で京都のピンチに先人は、疏水を引き、水を流して電気を作り、市電を走らせ、学区ごとの学校を作り、人を育て育むことで、京都のピンチをチャンスに変えた。戌年の今年、皆様とともに全力で駆け抜け、労働組合のピンチをチャンスに変える取り組みをしたい」と決意を述べた。
続いて、来賓を代表して橋元連合京都会長、小山府雇用政策監、門川市長、安井民進党府連会長、各国会議員、西島部落解放同盟府委員長などから新年の祝辞と連帯のあいさつを受けた。乾杯の発声後も、党代表や自治体議員連合、各級議員からあいさつを受けた。
来賓の皆様との歓談や単組間の交流で終始なごやかなムードの中、最後に中谷副委員長のあいさつで閉会となった。
府本部は12月20日、京都府市町村職員退職手当組合に「退職手当の見直しに関する」要求書を提出した。国家公務員の退職手当の支給水準を引き下げる法律が12月8日に成立したことを受け、地方公務員に与える影響を圧縮するよう実施したもの。
要求内容は、退職手当制度の見直しは重大な勤務条件の変更であることから、労働組合との交渉・協議・合意に基づく実施を前提とすることなど3項目。
退職手当組合の西川事務局長は、「要求の趣旨はよくわかった。国と京都府は1月1日実施だが、同様のスケジュールは難しいと考えている。実施時期について協議して決めていきたい」と述べ、実施時期を遅らせる可能性を示唆した。
府本部は、退職手当組合構成の自治体はラスパイレスも低いところも多く、支給月数だけに捉われず実質的な較差の解消を求めた。
書き損じたり、余ってしまった年賀ハガキや、使わない往復ハガキ、古くなった未投函の官製ハガキなどがあれば、エファジャパンに寄付をお願いしたい。エファジャパンでは寄付していただいたハガキで子ども達のための様々な支援に役立てている。
その一つとして、ベトナム・ハイフォン市の6つの障がい児クラブの166名の子ども達に、救急箱とリハビリ・ガイドブックを寄贈した。ベトナムでは救急箱を常備している家庭が未だ少なく、また、ベトナム語で書かれているリハビリ用のガイドブックはほとんどない。
今回の救急箱とガイドブックの寄贈で、緊急時の障がい児の怪我や病気に備えることができるようになった。
引き続きみなさまからの『ハガキで支援活動』に協力をお願いしたい。
府本部町村職評議会は12月1日、ホテルセントノーム京都で第25回定期総会を開催した。参加者は4単組22人。
冒頭、主催者を代表して坂井議長は、「人事院勧告は4年連続のプラス勧告となったが、手当の配分など町村職にとっては厳しい状況が続いている。各単組の交渉で賃金・労働条件の確保をお願いしたい。『お互いの顔が見える町村評』だからこそ実現できる運動を展開し、働きやすい職場づくりをめざそう」と訴えた。
続いて来賓の高橋府本部執行委員長から激励のあいさつを受けた。その後議事に入り、経過報告、2018年度活動方針、役員体制を提案。すべての議案は全体の拍手で承認され、吉村新議長の団結ガンバローで閉会した。
2018年度三役は、議長:吉村公一(久御山)、副議長:西尾岳士(宇治田原)、事務局長:西川翔(井手)。
府本部社福評は12月11日、京田辺市商工会館で2018年度総会を開催した。参加者は10単組22人。
主催者を代表して、井上議長が「先週、生活保護基準の引き下げが報道されるなど福祉に対する風当たりは厳しいが、よりよい福祉サービスをめざして新年度体制でがんばってほしい」とあいさつ。府本部の林副委員長から激励のあいさつを受けた。その後、下村事務局長が2017活動報告、2018活動方針と役員体制について提案し、全体の拍手で承認された。
北山新議長が「単組間の連携と交流を深めて新しいことにもチャレンジしていきたい」と述べ、最後に団結ガンバローで締めくくった。
2018年度三役は、議長:北山健仁(宇治田原町職)、副議長:正野和馬(井手町職)、事務局長:下村幸児(自治労京都市職)。
府本部現評は12月13日、京都テルサで第54回定期大会を開催し、向こう一年間の活動方針等を確認した。参加者は9単組50人。
開会にあたり川戸議長は、「AIが仕事を奪う世の中だが、現業の仕事は人と人とのつながりや臨機応変さが必要で簡単に取って代わられるものではない。顔が見える住民サービスを通じ私たちの役割を果たそう」とあいさつ。続いて、府本部の中谷副委員長から連帯のあいさつを受けた。
議事に入り、執行部から2017経過報告、2018活動方針案、役員体制案など5つの議案を提案。質疑討論では単組間の交流を求める声や政治政策課題に関する意見が出され、執行部答弁の後、すべての議案は拍手で承認された。大会宣言案、大会スローガンの採択を経て、橋本副議長の団結ガンバローで閉会した。
府本部現評は12月3日、市民アピール行動の一環として、笠置町で行われた第8回ご当地鍋フェスタ「鍋-1グランプリ」に出場。全国各地から34団体が自慢の鍋料理を出品する中、京都市学給労を中心に11名で参加した。
3回目の出店となる今年は、「豆乳鍋ふわふわだんご入り」を用意。来場者に生きた食育の教材である学校給食の味を提供し、約320食を売り上げた。また、八幡市職労現評の仲間も「カレー鍋」を提供した。
今回、ヘルシーな豆乳に惹かれて購入する女性客や、子ども連れが多かった中、「毎年給食鍋を楽しみにしている」との声が寄せられた。現業職場をアピールしてきた成果に手ごたえを感じる一日となった。
府本部女性部・青年部は12月8日、四条河原町で「反戦・平和8の日行動」を行った。1941年12月8日は、日本がアメリカとイギリスに宣戦を布告した「開戦の日」、いわゆる太平洋戦争の開戦日である。我々は、2度と悲惨な戦争を繰り返さないよう「12月8日を忘れない」を合言葉に毎年街頭で呼びかけを行っている。今年は女性部・青年部合わせて9単組20人が参加。
街頭でハンドマイクを使って平和を訴える声は、四条河原町に大きく響いた。戦争体験者が少なくなった今、12月8日は国民に忘れられつつある。悲惨な結果となった太平洋戦争ではたくさんの血や涙が流れた。戦争体験者が少なくなったからこそ、私たちは戦争について学び、その惨さを次世代に伝えていかなければならない。
ひとりでも多くの人が、戦争を考えるきっかけとなり、12月8日を忘れず、2度と戦争のない世界をめざし、今後も府本部女性部・青年部はこの取り組みを継続していく。