2019年9月1日号(第795号)

原点 共感 躍動 一人ひとりが運動への参画を

自治労第92回定期大会in福岡

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自治労第92回定期大会が8月27日から29日にかけて、福岡市の福岡国際センターで行われた。全国から代議員・傍聴合わせて3000人を超える参加者が集まった。京都からは6人の代議員を含む40人が参加した。

冒頭、主催者を代表して川本委員長は「6年連続の引き上げとなった2019人事院勧告では、公務労協に結集し、給与引き上げの早期実施と定年引き上げに向けた対応を求める。組織の強化拡大について、第5次組強計画の大きな目標である『単組活動の活性化』を通じて、80万人自治労の回復をめざす。また、会計年度任用職員制度に伴い、臨時・非常勤等職員の声を反映した交渉ができるよう仲間づくりが重要だ。参議院選挙では組織内の岸まきこは当選を果たしたが、得票数では課題が残る結果となった。2020―2021運動方針のスローガンは「原点・共感・躍動」。「共感」とは同じ仲間としてお互いを認め合うこと、その必要性を訴えることが労働運動の「原点」。自治労組織の「躍動」を勝ち取るため、組合員一人ひとりが運動に参画を」とあいさつ。

岸まきこ参議院議員は「地域や職場の課題、現場の実態を法案に『魂』として入れ込むため全力で頑張りたい」と力強く決意を述べた。

議事では、各県からの質疑討論を経て第1号議案 2020―21運動方針など、5つの議案を確認。各県からは、会計年度任用職員制度の課題など多くの発言があった。京都府本部からは岡本書記長が「@自治体のトップが労働基準監督機関としての責任を果たすとともに、各単組の安全衛生活動の活性化につなげるための取り組みを要請。A組織強化のため、要求書や機関紙の作成支援、共済やレク活動など、府本部が各単組に運動を持ち込む形で提案し、組合員に運動を形として見せ、参加してもらう活動を進めたい。そのためにも競合組織対策費のあり方について理解を」と意見を述べた。本部は府本部の意見を尊重した上で、運動前進を図るとする答弁を行なった。

役員任期満了を迎えた本部役員選挙が執行された。高橋府本部委員長が引き続き監査委員に選出された。

八幡市職労が軟式野球の部 3位入賞

第41回地連スポーツ大会in奈良

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近畿地連スポーツ大会は8月5日から2日間、奈良県奈良市などで開催された。バレーボール大会は、ならでんアリーナで行われ、京都代表の八幡市職労は、和歌山代表の田辺市職と対戦。他単組からの協力も得て健闘したものの、セットカウント0対2で敗退した。

野球大会は、酷暑の中ならでんスタジアムで行われた。八幡市職労は1回戦で、地元奈良代表の大和高田市職と対戦。初回から打線が爆発した八幡は5点を先制。その後も得点を重ね、7回コールド18−5で圧倒した。

準決勝は、強豪宝塚市職と対戦。犠飛やスクイズで着実に点を取る宝塚に対しチャンスを活かせず1対4で惜敗、3位入賞となった。連戦による疲労と暑さの中、昨年の覇者相手に完投した先発入江選手が特別敢闘賞を受賞した。小島監督は「選手が暑い中よくがんばった。強豪宝塚と9イニング戦えたことは収穫。パワーアップし来年の地元開催で優勝をめざす」と決意を新たにした。

来年の地連大会は、京都で開催され地元枠もある。京都から出場の2チームに期待したい。

バレーボールは惜敗

八幡市職労 1―4 宝塚市職
八幡市職労 0―2 田辺市職

「みんな」で活動する雰囲気を

第30回女性部七夕交流会

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府本部女性部は7月27日、ホテルセントノーム京都で第30回七夕交流会を開催。8単組から29人が参加した。

第一部では、自治労中央本部の重黒木女性部長より「歴史を知って新しい活動を」と題した講演を受けた。働く上で抱える女性特有の課題とこれまでの権利等の取得経過や全国の取り組み状況などを説明。女性部長は「女性の社会進出が進むにつれて、女性の働き方は女性自らが考えることが必要。また、組合活動においては『個人』ではなく、『みんな』で団結することが大切であり、『みんな』で活動する雰囲気を作ることや、人任せではなく『自分でおこす』ことも大事だ」と話した。

講演後は、6つに分かれグループワークを行い、講演内容を元に職場での楽しいこと、辛いこと、今後やってみようと思うことを話し合った。各グループでは活発な意見交換が行われ、お互いの職場の状況などを知ることができた。経験の異なる者同士の意見交換で見えてくる違いや、それぞれの視点から感じたことを知るきっかけにもなった。

懇親会では、終始和やかな雰囲気の中、各単組の自己紹介などが行われ交流を深めることができた。

伏見の水を訪ねる

府本部公企評水週間見学ツアー

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「水循環基本法」の成立により、健全な水循環の理解や関心を深める日として8月1日が「水の日」に定められている。

府本部公企評は8月1日、「水週間」の取り組みとして、京都市伏見区の水にまつわる施設を巡るツアーを実施した。参加者は組合員・家族ら4単組12人。

はじめに江戸時代の水運輸送を担った十石船に乗船。水位の異なる濠川と宇治川を結ぶために昭和初期に建設された三栖閘門を水面から見学した。その後、資料館で治水事業の歴史を学んだ。

続いて、月桂冠大倉記念館の酒蔵を見学。良質の伏流水に恵まれた伏見は、「伏水」とも呼ばれ、その水が酒造りに向いていたことから本格的な醸造が始まった。豊臣秀吉の伏見城築城以降、交通の要衝として発展した伏見は白壁の美しい酒蔵が立ち並ぶ酒どころとして有名になったという。

今回の見学で、水に親しみを持ち、水環境の保全と健全な水循環の必要性について学習した

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