2020年2月1日・15日号(第803号)

2020春闘に参加しよう

職場の身近な課題を要求書にまとめよう

2020春闘のポイント

  1. 要求書作成や交渉に一人ひとりが参加しよう
  2. 闘争を進めるために、労使関係ルールを確立しよう
  3. すべての仲間の賃金・労働条件を改善しよう
  4. 誰もが働きやすい職場をめざそう
  5. 安心してくらし続けられる地域づくりを進めよう
自治労の春闘方針

自治労は「1年のたたかいは春闘から」として確定闘争や男女平等推進闘争など年間を通じた統一闘争のスタートとして位置付ける。統一闘争を配置するのは全国で共通の目標を設定し、全体の水準を引き上げるためだ。次の5点を「たたかいのスタート」のための主要な課題として設定し、参加する春闘に向けた取り組みを積極的に進めよう。

春闘のポイント

@参加する春闘

職場で働く組合員一人ひとりが抱える不安や悩み、期待に応えることは労働組合の組織運営の基本。組合員全員が参加し、職場課題の点検と要求書の作成、交渉を実施しよう。要求づくりにおいては、本部・府本部のモデル要求を参考にしつつも、組合員に身近な施設設備・職場環境(照明、空調温度や稼働時間、駐車場、トイレ、更衣室、朝礼時間、昼休み中の業務対応)などの要求を盛り込み、労使交渉による改善につなげよう。

A労使関係ルールの確立

春闘期に年間を通じた交渉・協議の基本的なルール(誠実な対応、労使合意が前提など)や取り扱うテーマを労使で確認し、健全な労使関係を確立しよう。

Bすべての仲間の賃金・労働条件の改善を

民間職場は、連合の2020春闘方針を踏まえ賃金・労働条件の改善、働き方改革の職場への定着を進めよう。

公務職場においても、春闘を1年の賃金・労働条件闘争のスタートとし、「要求‐交渉‐妥結」のサイクルの定着をはかろう。また、民間春闘の結果が人勧・確定期の闘争につながることから、官民一体となった地域の底上げのため連合に結集し、中小・地場労組支援の底支えに取り組もう。

C誰もが働きやすい職場をめざそう

2020年4月から会計年度任用職員制度が導入され、臨時・非常勤等職員の働き方が大きく変わる。同じ職場の仲間として組合加入を促進しよう。

また、働き方改革関連法に基づき、公務職場においても条例や規則が改正された。改めて労働時間や休暇取得の職場実態を把握し、労働者視点でのワーク・ライフ・バランスの実現、時間外労働の縮減、ハラスメントの防止など、誰もが働きやすい職場をめざそう。

D安心してくらし続けられる地域づくりを

地方自治体には住民が安心して生活できるための質の高い公共サービスを提供する義務がある。労働組合としては自治体に対して必要な人員を求め、連合や住民と連携しながら政策提言活動を取り組もう。

春闘期には、子育て・医療・介護・福祉、防災、地域公共交通など地域で安心して生活するため、住民が主体的に地域に参加し、支え合う地域共生社会の実現に向け、組合としてどのように取り組むか検討しよう。

仕事を守るため自らが政策提言者に

現評が旗びらき開催

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府本部現業評議会は1月25日、新年旗びらきをホテルヴィスキオ京都で開催。組合員、来賓など42人が参加した。

主催者を代表して朝岡現評議長は、「昨年12月大会で新議長となったが、私の持論は仕事あっての組合活動。特に現業はきちんと仕事しててもいろいろ言われる。自分たちの職種、仕事を守り、市民に理解してもらうため、自分たちが政策提言者にならないといけない。それぞれ単組事情もあると思うが、みなさんと一緒になって府本部現評を盛り上げていきたい」と力強くあいさつ。来賓の高橋府本部委員長、平井府議、山本府議、西川宇治市議、福井木津川市議から激励のあいさつを受けた。

続いて、「『がんばる』は『できないこと』をできるようにすること。府本部現評一丸となって一生懸命がんばりたい」と橋本副議長の発声による乾杯で、宴席がスタート。

参加者同士で懇親を深める中、順次行われた単組報告で各単組の課題を共有し、1年間の活動を進めるため結束を深めた。

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