2021年11月1日号(第832号)

京都から政権交代へ

府本部推薦候補4人当選

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第49回衆議院選挙は10月31日に投開票された。全国的には自民党が絶対安定多数を確保し、日本維新の会が議席を伸ばす中、京都府内では府本部が推薦する旧民主党系の候補者が議席を獲得。2区・前原誠司さん(国民)、3区・泉健太さん(立憲・政策協力議員)、4区・北神圭朗さん(無所属・政策協力議員)、6区・山井和則さん(立憲)が小選挙区での当選を果たした。5区・山本和嘉子さん(立憲)は力及ばず厳しい結果となった。

自治労が責任産別となった3区では投票箱の蓋が閉まると同時に当選確実の報道。20時過ぎに万歳三唱が行われた。当選した泉健太さんは「全国に応援に行き、地元を不在にすることが増えたが、世代を超えて多くの有権者から支持をいただいた」と感謝を述べ、「論戦のできる国会にするために立憲民主党が国民から愛される政党になる様がんばりたい」と力を込めた。

急な選挙にも関わらずご協力いただいた単組・組合員のみなさまに、心から感謝を申し上げる。

府に要求書提出

2021確定闘争

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府本部は10月25日、京都府自治振興課の砂子坂課長に2021確定闘争要求書を提出。衆議院選挙期間中のため、重点要求とした。

ラスパイレス指数100をめざす賃金運用や会計年度任用職員の処遇改善、働き方改革の推進などについて各市町村への助言を求めた。回答交渉の日程は別途調整中。

取り組みの柱に基づき、各単組での要求・交渉をお願いしたい。

取り組みの柱

 

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  1. 月例給の水準維持。
  2. 一時金の支給月数の維持。
  3. 地域実情を踏まえた諸手当の改善。
  4. 会計年度任用職員の給料・手当について不合理な格差の改善。
  5. 定年引き上げについては、国に遅れることなく確実な実施と自治体の実情に応じた制度設計。
  6. 労働時間の適正な把握と長時間労働の是正をめざし、36協定締結義務職場での確実な締結。締結義務のないすべての職場における36協定に準じた協定の締結。
  7. 人事評価結果の賃金等への反映については、賃金に差をつけることを目的とせず自治体の実情と労使合意を大前提とした制度設計。上位昇給の活用にあたり公正・公平な運用。

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